リンタングル ~Ren.N~ (ページ5)

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Story 5 ページ5

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気づいたら廉は私たちの輪に溶け込んでいた。

それと同時に学校内の人気者になっていた。

明るくて優しくて
おまけに関西弁で。

スタイルも顔も完璧なのだから
ほっとく人間は無論いない。

「なんか寂しいなあ」

なんて思ってしまう自分がいる。

廉『どうしたん？
元気無いみたいやけど……。』

なんて気にかけてくれるところも廉の優しさなんだけど、悩みの原因はあなたです。なんて言えないから「なんでもないよ」と適当にあしらう。

かと思えば
あ！と何かを思い出したかのように声をあげ

廉『せや、A、一緒に委員会やらん？』

なんて爆弾発言。

「…………え？」

廉『やーかーら、委員会！
次委員会決めやん。どうせAは一緒にやる人おらんやろ？笑』

まあ、確かにそうだけど
なんで私？なんて疑問を抱きつつも

廉『あかん……？』

なんてうるうるした目で断れるわけも無く。

「私で良ければ」

と答えてしまう自分がいた。

やったー！なんて喜んでる廉を見て

内心ドキドキしていた。