リンタングル ~Ren.N~ (ページ24)

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Story 24 ページ24

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神『おはよ。』

ドアを開けると、いつも通り勇太が壁によっかかって待っていた。

「……おはよう。」

いつも通り挨拶をして
いつも通り横に並んで登校する。

学校だりーなー、なんて勇太はぶつくさ言っている。

ていうか、勇太たちにはなんていえばいいんだろうか？

" 廉が来なかった "

なんて言ったら、2人は本気でキレるはずだ。

いつもはイジワルだけど、なんだかんだ幼なじみである私のことを気にかけてくれている勇太。

サバサバしていて、だけど私のことになると必死になって助けてくれるれな。

(これで、仲が悪くなるのもなぁ……)

なんて考えていると

『……、……A、おい、A！』

「へ……？」

神『「へ？」じゃねーわ。
お前、どうした？調子でも悪いんか？』

廉のことで悩んでいる間に勇太は私を呼んでいたらしく。

「……ううん、なんでもないよ。」

やっぱり、2人には心配なんてかけてられない。
計画立ててくれた本人をガッカリさせるわけにはいかないし。

(まあ、バレたら話せばいいよね……)

とりあえず、今は廉のことを隠すことにした。