リンタングル ~Ren.N~ (ページ14)

今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:188,560 hit

Story 14 ページ14

.

「ねえ、そういえば。」

昼休憩になって、いつも通りれなのとこに行く。

「廉がさ、何か隠してる？みたいなんだけど……」

なんかわかる？って聞いてもれなもわからないらしく。

廉の方をチラッてみるとさっきとは打って変わっていつもみたいにニコニコしていた。

廉は私たちに自分の話をしないから、何もわからなくて。

「そういえば、廉ってどこの中学だったんだろう。」

私たちが通う高校は近隣の中学出身者が8割をしめていて。
だから、初めてこの教室に入った時も既にグループができていた。

しかし、廉は1人で座っていた。
勇太が話しかけに行かなかったらずっと1人だったかもしれない。

れな『まあ、そんな気にしなくてもいいんじゃない？そんな気になるなら夏休み、遊び誘って聞いてみたら？』

そろそろ夏休みだし、って言いながらちゃっかりスケジュールをチェックしてて。

海……はちょっとハードだし。
映画……はデートみたいだし。

そもそも2人っていうのがなあ、、
まあOKしてくれるかもわからないけど。

んーって、悩んだ結果

「祭りとか……どうかな？？」

地元の祭りはいつも勇太とれなと３人で行っているけど、せっかく仲良くなった廉を省くのはどうかと思うし。

れな『あー、いいんじゃない？』

4人で行くならそんなにドキドキしないよね、なんて考えて

とりあえず廉を誘ってみることにした。