クローン【新・信長公記】

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ありがとうな。





3人「行くぞぉ！」


井「あいつら…」



突進してくる本多をスッとかわし、
脇腹に膝蹴りを一発。

見事なほどに本多の体はくの字に曲がり、
一瞬の隙が見える。



その隙を見逃すことなくAは追い討ちをかける。





かかと落としで、本多のあの髪の毛にスポッとAの足がはまり、
頭にもクリーンヒット。




本多は倒れた時の打ちどころが悪かったのか気を失った。


秀「ナイスやA！」


続いてやってくるのは酒井。





Aは、
飛び上がったかと思うと空中で一回転し、その勢いで
またかかと落とし。




倒れた酒井の背中に一発正拳突き。




酒井も気を失った。




二人もやられて気が気じゃないのか歯を食いしばる榊原。




榊原はなにか考えたのかAの後ろにまわり、
Aはそっちへ向いた。



榊原はAを押し倒す感じで覆いかぶさった。





頭を打って痛みがAを襲う。




顔を歪めるAだが、
榊原がAに攻撃をする前に
サッと体制が入れ替わる。



そのまま榊原をうつ伏せにして警察がやるみたいに榊原の手を後ろで掴む。



痛がって頭が上がってきたところにAの片方の手で榊原の首に
手刀でK.O。



「我は豊臣Aなり！」



特進クラスの教室にいるみんなはAの強さに圧倒されてる。


倒している間の様子は、まるで舞を見てるみたいやった。



そして2時間が終わる音がなる。



魔「豊臣Aの、勝利。」



法螺貝が吹かれ、
Aは緊張の糸が切れたみたいで
床に倒れかける。



ドローンの電源はそこで無くなって、
誰かがAを受け止めていた。




黒くてぜんぜん見えへんかったけど。





一方___
-Aside-

明「Aちゃん！」




「あ、明智くん。」


保健室のベットで寝ていた私。



そしてその横には明智くん、信長、みやびさんの3人。


み「倒れるところを明智くんがこう、お姫様抱っこして受け止めてました！」

と一生懸命にジェスチャーで伝えようとするみやびさん。

「とってもカッコよかったんですよ！」
伝えてくれるのはありがたい。


でもそんなことはもう知っている。



明「みんなにはAちゃんを助けたのは信長くんだって言ってね。」



そういえば敵なんだった。


明「じゃあ、無事でよかった。」


ニッコリと笑い去っていく明智くん。

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