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その参 是非に及ばず ページ21

-Aside-


秀「あ!おはよ〜A〜」



朝、リビングに降りていくと幻覚にも見えるお兄ちゃんの姿が。




お兄ちゃんが早起きなんてできるはずがないのに…





秀「あれ?Aおはようはー?」


「おはよう」


秀「ふっ、おはよ」

なんか夫婦みたいでやばい。



思ったより時間が早かったので、
カードフォンで今バチっている動画を見ることにした。



※バチっているは、みやびちゃんの友達の方が言っていたと思います…!バズるが変わったのかな?そういう解釈としてやっていることをご理解ください‼︎


秀「なぁ暇や〜構ってー」



でた、お兄ちゃんのかまちょ攻撃。




「もうそろそろ行かなくていいの?」


秀「あ!ほんまや!行ってきまーす!」


「行ってらっしゃい!」






元気なお兄ちゃんを見送り、
私は外服に着替え、
昨日自分専用の通帳からおろした
アルバイトで稼いだお金を封筒に入れ、
それをカバンに入れて家を出た。





向かうは銀杏高校。






━━━━━━━━━━




門は思ったより警備が少なくて
あっという間に通り抜けることができた。


そして学校の廊下をひっそりと歩き、
理事長室へ向かう。






コンコン



魔「はい」


理「入れ」


ガチャ



と扉が開き、
水晶に顔が浮かんだ理事長と、
全身黒い服を着た秘書が目に入る。





独特な雰囲気を感じたが、
それと同時に少し懐かしさを感じた。





なぜかはわからない。




理「どうしたのだね」


「単刀直入に申しあげます。
 私を、ここの特進クラスに入れてください。」



頭をさげ、90度の角度で腰をまげる。



理「名前は」


「豊臣Aです。」



理「そうかそうか。よし、今日から入ってもらおう。
  この特進に」




思ったより話が早く進みあっさり入れた驚きはあるが、
お金が減らなくて安心した。



魔「では案内するのでついてきてください。」



「はい。」



コツコツとヒールの音を鳴らしながらあるく前の女の人の
後をちょぼちょぼと歩く私は側から見るとおかしいだろう。






途中で、
お兄ちゃんの入学の日に見かけた
赤いジャージの人たちもチラホラといた。






魔「ここです。」



「ほんとだ」


“特進”とプレートに書かれたクラスの前で立ち止まる。

.→←番外編_明智くんとの出会い



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檸檬の妹(プロフ) - めいめいさん» コメントありがとうございます!更新頑張るので、よかったらまた見てください!できればでいいのですが、またコメントよろしくお願いします! (2022年9月14日 7時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めいめい - このお話面白いです!!何度でも見れてしまいます!wこれからも更新、無理せず頑張ってください!続き期待しております!(^^) (2022年9月13日 22時) (レス) id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - あんずさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2022年9月4日 9時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - このお話に星つけますね!頑張ってください! (2022年9月4日 9時) (レス) @page8 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬の妹 | 作者ホームページ:No.  
作成日時:2022年8月31日 21時

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