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過去編 ページ12

-Aside-
これはまだ、
私が孤児院にいた時の話だ。





ずっと一人だった。



髪色が違う。
力が強い。


そういう理由で。



あぁ、私はずっとぼっちで生きていくんだなって。



でも違った。



ある家族に仲間入りしたのだ。




豊臣家



私が歴史好きでないとわからない。


もしかしたら。





本当にもしかしたら。




豊臣秀吉がいるんじゃないか。




ありえないけど、
そういうことを期待してしまう私はまだ幼かった。



━━━━━━━━━━━━━━━




家につき、
案内されたのは私の部屋。




嬉しかった。


自分にも居場所があるって思えたから。



次は服。




とても可愛らしく、
私にはもったいないワンピースを着させられた。



いよいよ兄とのご対面。


どんな人なのか。



とても不安だった。



また一人になるのかな。
イジメられるのかな。
奴 隷にされるのかな。



怖い妄想ばかりしていた。



でも。





秀「よろしゅうな〜!A!」




笑顔が優しくて、
最初から呼び捨てにするのは
ビックリしたところでもあったけど。

この人なら。


安心できる。


直感がそう訴えていた。




秀吉の記憶がおかしいことに気づいたのは、
案外早い頃だった。



最初から呼び捨てというところに引っかかった。





そこから、毎日遊んでいたかのような
遊びを持ちかけてくるようになり、
内容がわからない私は首を傾げるだけだったけど。





おかしい。そう思った。


豊臣秀吉。


彼の名前はきっと普通につけられた名前じゃない。





決まっていたんだ。最初から。




家のインターネットを貸してもらい、
豊臣秀吉 クローンと検索。


案外早くでてきた。




ある博士のHPのようなもの。



『戦国武将が蘇る!
 これはロマンだ!』



今は明治以降の歴史の授業は廃止。




つまりこのページを見つけた人でも、
意味がわからない。と理解できない人が多いんだ。



だから噂が広まらなかった。



ということは。





私の兄は、
戦国武将のクローンだったことになる。




そうか。




だから記憶も操作できるんだ。






でも、兄弟だから。



私は兄を守るんだ。




なにがなんでも。

その弍 勝つと思えば勝つ→←-お知らせ-



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檸檬の妹(プロフ) - めいめいさん» コメントありがとうございます!更新頑張るので、よかったらまた見てください!できればでいいのですが、またコメントよろしくお願いします! (2022年9月14日 7時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めいめい - このお話面白いです!!何度でも見れてしまいます!wこれからも更新、無理せず頑張ってください!続き期待しております!(^^) (2022年9月13日 22時) (レス) id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - あんずさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2022年9月4日 9時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - このお話に星つけますね!頑張ってください! (2022年9月4日 9時) (レス) @page8 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬の妹 | 作者ホームページ:No.  
作成日時:2022年8月31日 21時

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