その壱 絶対は絶対にない ページ1
-Aside-
「おにい!朝だよ!今日入学式じゃないの?」
秀「そーやった!着替えな!」
「もぉ〜…ふふっ」
お兄ちゃん今日もかわいいなぁ
秀「じゃあ行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい!」
「って待って!っていない…」
お弁当机に置いたままじゃん…
届けに行かないと。
そんなとこも好きだなぁ
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「すいま…」
おいおいおい?!
これはどういうことだよ…
ジャージ着てる年上の男女が群がってる…
倒せるけど…
穏便に済ませたいし、
第一にお兄ちゃんの高校だし、
迷惑かけちゃったら…
ってあの女子なんで突っ込んでいってんの?
アホなの?
ほら…やられたじゃん…
そう思っている間に、
誰かが隣を通り過ぎた。
この匂い…
もう一度前を向くと、
そこには先程すれ違った男子以外、
全員が倒れていた。
「…?信長…?」
背中にヒラヒラと舞う
マントのようなものをつけているのが
印象的なので後ろ姿でもすぐわかった。
信「おまえ…Aか?」
「そうそう!覚えてる?
結構前に会ったっきり話してなかったじゃん!
まさかこんなとこで会えるとは〜!」
信「貴様その格好はなんだ?」
「え…?あ!急いできたからつい…笑」
中学の制服の上にエプロンという
謎の格好を指摘され、
このまま家を飛び出した自分を後悔する。
信「そして、貴様、誰だ。俺は織田信長だ。」
?「織、田、信長、とな?!」
信「貴様うつけか?」
?「うつけ…!」
先程群がっているところに突っ込んでいる女子が
ブツブツと私の後ろで言い始め鬱陶しさを感じる。
?「わ、私は、日下部みやびと申します!」
「みやび…」
信「で、Aが探しているのは貴様の兄か?」
「そうそう!お弁当忘れていったんだよね…」
信「そうか。それより、再会を祝して干し柿をやろう。」
「おっ!ありがと〜!」
み「割って入るようで申し訳ないのですが、
あなた様は…?」
「私は豊臣A!」
み「豊臣?!いや、下の名前からして戦国武将とは言いづらい…」
私の名前を聞いても大袈裟…
兄がただ、戦国武将のクローンってだけなのに。
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檸檬の妹(プロフ) - めいめいさん» コメントありがとうございます!更新頑張るので、よかったらまた見てください!できればでいいのですが、またコメントよろしくお願いします! (2022年9月14日 7時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めいめい - このお話面白いです!!何度でも見れてしまいます!wこれからも更新、無理せず頑張ってください!続き期待しております!(^^) (2022年9月13日 22時) (レス) id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - あんずさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2022年9月4日 9時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - このお話に星つけますね!頑張ってください! (2022年9月4日 9時) (レス) @page8 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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