機嫌が悪い？ ページ1
Aside
今日も今日とて快晴で気持ちのいい朝！
なんやけど…
毎月恒例のアレ、がきてまして…
それでちょっとだけ、ほんのちょっぴりだけ、機嫌が悪いのです。
家の扉を開けるとだるそうにあくびして待っている私の彼氏の西畑大吾。
寝坊したのか寝癖がちらほら見えるし、
おはよう、の一言もなしに私を待たずに歩き出す。
後ろから小走りで追いかける。
いつもは、またか…で終わるんやけど、
私は微妙に腹が立った。
「ちょっとくらい待ってや」
西「おっそいねん、ちんたら歩くなや」
「そっちが早いだけやん！なんなん」
西「まじどこに怒ってんねん、朝からうるさいわ」
と歩幅がもっと大きくなって、早くなった。
わたしについて行かす気はないようだ。
なんでそんな機嫌悪いん、
私なんかした？
ちょっと言うただけで、あんな言うことある？
うちの彼氏、ほんまひどい。
なんて思ってたらおはようと癒しの笑顔が目に入った。
「りゅちぇおはよぉ〜！」
流「なになに、また朝から喧嘩した感じ〜？」
「うん、まあ。」
流「今日はまたなんで？」
「歩くの早くない？って言ったらそっちが遅いだけやって言われた」
流「あーねー」
「んで先行ってもた。」
流「なるほど、」
「もうほんまひどない？」
流「まあ、やりすぎではあるよなぁ」
「やんな？ほんま泣きそう…」
流「そやなぁ、A喧嘩ばっかするけど
ほんまに大ちゃんのこと好きやもんなぁ」
よしよしと頭を撫でてくれるりゅちぇ。
優しすぎてまた泣きそうになる。
「もうあっちは好きじゃないんかなぁ…」
ぽつりとこぼす
流「ふっ、まあそのうちわかるんちゃう？」
「待ってやりゅちぇー！」
喧嘩ばっかやけど、ほんま、好き。
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