1-5 ページ5
高橋くんと二人で教室に帰っていた時。
恭「あのさ、俺のこと、恭平って呼んでくれん？
あんま高橋君呼び慣れてへんねん。」
「そっか、わかった」
「恭平…」
口に出した途端ブワッと羞恥心が私を襲ってきた。
「ご、ごめん！いきなり…」
恭「いや！ぜんぜん！顔赤いのかわええ。」
か、かわいい？！
たかは、失礼、
恭平は言い慣れてるだろうけど、
私は言われ慣れてないからやめてほしい。
無自覚人たらし。
恭「む、無自覚人たらし？」
「あ、ごめん、口に出てた？」
恭「おん。」
教室につくと、
さっきまで賑わっていた教室は一転、
静まり返り、教室全体の視線が私たちに向いた。
恭「え？みんなどうしたん？」
女子「高橋くんが女子と二人で帰ってきた…」
男子「転校生にまで手ー出すのかよ！」
て、手を出す？
女子「まさか、ほんとじゃないよね？高橋くんがこんなやつ…」
恭「なぁ、今、なんて言った？」
当たり前だけど初めて聞いた低い声。
迫力がありすぎて空気まで震えているように見えた。
女子「え、なにが…？」
恭「こんなやつ、って言ったよなぁ？」
女子「い、言ったけど…」
恭「あんたさ、Aのなにを知ってそんなこと言ってんの？」
女子「えっと、それは…」
今にも泣きそうに固まる女子。
「きょ、恭平くん、やめなよ、」
恭「っ、あ、ごめん、」
ハッと目を見開き、我を取り戻した恭平くん。
恭「怖がらせてごめんな…？」
女子「いつもの、高橋、くん…？」
恭「そうやで、ごめんな。」
目に少々怒りの色が入っていたようにも見えたけど、
気のせいにした。
私が恭平をあんま知らないから。
どれが普通の恭平くんかわかんないけど。
守ってくれた…んだよね？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬の妹(プロフ) - 恭乃‐ゆきの‐さん» 大丈夫ですよー！これからもこのお話を見てくれたら嬉しいですっ！ (2022年12月31日 14時) (
レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
恭乃‐ゆきの‐ - ごめんなさい、伝えたいことが多すぎて語彙力ないし、日本語おかしいですね、ごめんなさい笑 (2022年12月31日 11時) (レス) id: 5f11c3dd67 (このIDを非表示/違反報告)
恭乃‐ゆきの‐ - まさかの再開……！柚子ちゃん……🥲どうなるんですか、これから……！！ (2022年12月31日 10時) (レス) id: 5f11c3dd67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
