💙. ページ10
隣には同じように冷たいアイスに癒やされている和也くんが。
ふと目があう。
和「A」
「ん〜？」
和「丈くんにさ、家で遊ぶって行ったんよ」
「うん」
和「そしたら返信なんやったと思う？」
「なんだろ…へぇ〜とか？」
和「ぜんぜんちゃう」
「あ、もしかして二人で？とか？」
和「当たり！」
「で？どう返したの？」
和「俺はそうやでって返してんけど…そっから既読スルー」
「ふーん、そっか」
やっぱ、興味ないんだ。
和「嫉妬、させたいんよな？」
「そう、だけど…」
和「あ〜、さっき嘘吐いた」
「え？」
和「既読スルーなんて嘘。ほんまは、」
「ほんまは？」
どんどんと近くなっていく顔の距離
戸惑ってなにもできなくて。
手の中のアイスがただただ溶けていくだけ
もう少しで唇が重なる
ギュッと目を閉じると、
勢いよく扉が開いてこちらに向かってくる影。
腕を引かれ、立ち上がったのを確認されずに
抱き寄せられる。
？「人の彼女になにしようとしてんねん」
「えっ、丈くん？」
藤「大体、お前も男と二人で遊ぶとかアホなんっ？」
走ってきたからなのか、
息が荒いまま話す丈くん
和「だって…」
と口を尖らせる和也くん。
藤「あんな状況で逃げんと目つむるって…男からしたらその気やって勘違いすんぞ。」
「ごめんなさい。…っじゃなくて！丈くんが悪いの！」
和「そうやそうや！」
藤「なにが悪いねん」
「嫉妬、してくれないじゃん…」
和「相談してきたんよ〜、まあA鈍感やから仕方ないけど〜？」
藤「はぁ…そんなことか」
「そんなことって！こっちは一大事です！」
藤「今まで俺がどんだけ嫉妬してきたと思ってんねん」
「…え？」
藤「言うつもりなかったけど、デートの時に触ってるスマホなんて真っ暗で、
ほんまは目合わされへんのを紛らわしたいだけやし、
今日やって大橋と話してんのを邪魔したくてデートの話しに行ったし、
楽しそうに男子と話してると何より嫉妬すんの。
他にもいっぱいあるけど、かっこ悪いと思って、全部隠してた」
不覚にもキュンとした
「ってことは和也くんあの時鈍感って言ってたのって…」
和「そう！俺は気づいてた」
「教えてくれればよかったじゃん…」
和「あまりにも可愛くてな〜」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優空#上下一心(プロフ) - 了解です！ (2023年2月20日 22時) (
レス) id: b9d45a0119 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 優空#上下一心さん» 追記なのですが、完成した時にそのページをお知らせしていただけるとありがたいです (2023年2月20日 21時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 優空#上下一心さん» 逆にお願いしたいくらいです笑 私を見つけてくださりありがとうございます。嬉しい限りです☺️ (2023年2月20日 21時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
優空#上下一心(プロフ) - 突然で申し訳ないですが主様をULOGでおすすめ作者として紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2023年2月20日 18時) (レス) id: b9d45a0119 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - YES すまん、不快にしたなら心から詫びる (2022年11月23日 18時) (レス) id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
