だから私は丙ですって！【鬼滅の刃】

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｢俺は話がしたい｣

さっきからずーっと、
不満げな顔してますよね？？？

『血鬼術にかかったんです、
まずは蝶屋敷に行きましょう。
どうせ長話になりますし、
甘味でも買ってからでも遅くないはずです。』

話、なんて言いつつ、
もう全てわかってるくせに。


｢分かった｣

返事と顔が一致してませんけど！？

『私は屋敷の外でお待ちしてますね』

｢何故｣


私怪我してませんし。
血鬼術にもかかってませんし。

『用事がないからですけど！』

｢俺についてくるという用事がある｣


私はあなたの保護者ですか！？
同伴する必要ありませんけど！？


『嫌です行きたくありません』

｢別に少しくらいいいだろう｣

至極当たり前、みたいに言わないで貰えます？
14歳についてきてもらって嬉しいですか！？

『私は行って何をするのです？』

｢胡蝶の話を聞く｣

なぜ私が聞くの！？
蟲柱さんに会いたくないのですが！？

『自分で聞いて貰えません！？』

｢何故か胡蝶は怒る｣

いや、絶対あなたが何かしたからでしょう！？
蟲柱さんが短気みたいな言い方は駄目ですって









しばらく口論しましたが、
頑なに言い分を聞いてくれなかったので、
渋々ついて行きました。

年齢的にも身長的にも、
全てにおいておかしくないかなぁ？


｢あら冨岡さん、珍しいですね。
隣の少女は誰です？｣

私は少女、なのか…………？
私が少女ならあなたも少女なはずですよ！？


｢友だ｣

『え、友達になった覚えありませんけど？』

えっ、何ショック受けた顔してるんですか。
心外！って顔で訴えてきますけど、
私間違ったこと言ってませんよね！？

｢あら、嫌われてますね｣

辛辣だなー！！蟲柱さん。

｢でも私、
どこかでこの子を見たことがある気がします｣

女性って勘が鋭いんでしたっけ。

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