だから私は丙ですって！【鬼滅の刃】

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｢助かった、無門少女！
柱として不甲斐なし！！
やはり皆の言う通り強いな！！｣

強いとは思いませんが、
私とて任務の前に
任務するとは思いませんでしたよー。


『電車は横転してしまいましたし、』

私は次の任務へ走って向かおうと思います、
と言葉を続けたかったのに遮られた。


｢鬼か！？｣


上限、か。
私いつになったら任務に行けますか！？
困りますけど！？！？


『炎柱さん、
4人を連れて逃げてください。
鬼は私が対処しますから！』

あなたに死なれたら困ります。
14歳少女の、
心からのお願い聞いてくれませんか！？


｢断る！柱として、
ここは鬼を倒すべきだと俺は思う！！｣

まぁそうなりますよね！！！

『相手は上弦の参です。
もしあなたとわたしの2人で
戦って負けたら？全滅ですよ、きっと。
それよりは私が相手をして
5人助かる方が良いはずです。』

あなたはエゴを選びます？
なんて、我ながら卑怯な質問だと思うけど！！


｢うむ、仕方がない！！
避難させてからこちらへ向かう！｣

精一杯の妥協ですね？
ありがとうございます。
助かりました！！









｢逃がしてどうする、
1人で相手出来る自信があるのか？｣

どうだと思います？
とにかく私は、
早く任務に向かいたいだけなの！！！



『まぁまぁ、今から確かめてよ』


早く終わらしたいので。





『−−−−』









ボト、っと相手の腕が落ちた。
回復出来るのは知っているけど、
敢えて、腕を選んだ。


｢何故、俺の、技が…………｣

『殺意がないからかな？』

残念だったね、相手が私で。




『気配を消すのが得意でねー、どうする？
今の調子だと君の首は、
いつの間にか斬り落とされちゃうね！！
でも私は別にあなたの生も死も興味無いし、
さっさと移動したい。






君が逃げてくれたらwin-winだよね』



だからさっさと解放してくれません？


｢お前、名を何と言う？｣

『教えたらどこか行ってくれる？』

｢ああ。｣





『無門 A、
柱の前では呼ばないでね。』

もう行っていい？


｢A、か。
お前には鬼になれとは言わない。
無欲なところもそうだが、
お前は鬼狩りであるべきだと思う｣


その言葉、世界で1番嬉しくない。

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