柱になった弟と柱になりたくない姉【鬼滅の刃】

34日目 ページ36

｢オイ！A！！｣

えっ、私今任務行きたくないんだけど！？


｢遂二霞柱ト恋柱二痣ガデタラシイ！！｣


あら、やはりそうですか。





『聞きました皆さん？痣出たらしいよ？？
皆さん、あなた方の知り合いの柱にも
発現してしまう日が遂に来ちゃうよ！？？』


というかあれだね、
霞柱って有一郎の弟じゃん！

あれ？？弟だっけ？兄だっけ？
弟だよね？？？

｢無一郎の無は無限の無だからね！！！
流石無一郎だ！｣


落ち込んでいなさそうなので良かったです。


｢霞柱！霞柱ハ過去ノ記憶ヲ思イ出シタ！！｣


有一郎のこと、思い出してくれたんだ。









『ちょっと全員集めてくれる？』

｢｢｢はい!!!｣｣｣


屋敷の中に、全員入れる部屋はないから
お庭でお話かな。



『鬼殺隊員はね、
各柱の屋敷を回って訓練をするらしい。
けど、君たちはここから出られない。
それぞれのメニューを聞いて鴉で伝えるから
それを見て自分たちで頑張ってね！！

雛鶴、まきを、須磨、蔦子さん。
4人で協力して面倒見てあげてね』


｢｢｢｢はい!!!!｣｣｣｣


『次。私もその訓練に参加する為
君たちの稽古は付けられません。ごめんね。』

でも、君たち全員に、
継子並に稽古今まで付けてきたから許してね！

『次。恐らくお館様の命はもう長くない』

｢よもや！！！｣

いつもより大きいもよやだね。
やっとようやく慣れてきたよ私！！


『みんなには教えておくけれど、
お館様の命日が無惨との対決日なんだ。
だから、もうすぐ
決着が着くかもしれない日が近付いている訳だ
尚更今回の訓練には力を入れること。


そして、対決日だけは
面を外して戦うことを許可するよ。』

感動の再会はあれど、
命が掛かっている場だからね。
うつつ抜かして死んでしまったら、
君たちがそこまでだっただけ。

その日に決着がつくと確信しているから、
こんなこと言っているんだよ、分かるかな？

痣が出現してしまった子たちは、
どうせ死ぬまで私には伝えてくれないよね。


だからこそ、聞かずして
残りの時間を大切な人と過ごす許可を与えたい

今まで私のエゴで人生を変えてしまったから、
せめてものの罪滅ぼし。




それしか私には出来ないから。

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