柱になった弟と柱になりたくない姉【鬼滅の刃】

23日目 ページ25

｢は、 ｣

いや、間違ってないはず。


『私、元隠なの。じゃないと、
8歳があの重い刀二本も持てないよね？？』

柱の方々と違って私は天才ではないんですよ。
分かります？？？
れっきとした努力型なんですよ！！！
皆さん知らないでしょうけどね！


｢途中から隊士になったのかァ？｣


あ、そーゆー事です。

『幼い頃同じ歳だったお館様と仲良くなって
隠の仕事の合間によく出会ったの。』

友達だとは思ってなかったけどね！！！
まだ怨んでますからね！

｢滅多に帰って来ねェから、
てっきり遊郭で住みこみで働いてたと
思ってたぜェ。｣

ごめんなさいね！！
あなたも玄弥もそうですけど、
うちの家系はみんなつり目なんですよ！！
あなたはイケメンかもしれませんが、
生憎私は綺麗では無いのでね！！！

『そんな美人じゃないからそれは無いね』

｢嘘だァ。お姉ちゃんは綺麗だ｣

あのね。弟にお世辞言ってもらって
嬉しい姉は世界中探してもいないからね。
ましてイケメンに言われたら尚更ね。
惨めになるだけだから辞めましょうね。
気付かないうちに人を傷付けているんだよ。
わかるかい？？？

『お世辞はやめようね』

｢お世辞じゃねェ。
お姉ちゃんとなら一緒にお風呂入れるぜェ。
久々に一緒に入りてぇなァ。｣

や め て く だ さ い 。

『幾ら姉弟でも大人の男女が
共にお風呂に入るのはアウトだからね！？』

まって、真顔でこっち見ないで？？
私がおかしいの？
えっ、世間的にはセーフですか？？？
アウトですよね？ねぇねぇ！？

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