柱になった弟と柱になりたくない姉【鬼滅の刃】

17日目 ページ19

『おい鷲、まだ接触はしてないよね？』

ただいま屋根をつたい
伝言役の鷲と同じ速度で移動中。


｢マダ、ラシイ。｣

うん、ありがとねー、
間違ってたら許さないからねー？
丸焼きにして食べるからねー？

『ここ？』

｢ココダ｣


え。
いや、待ってよ聞いてないって。
炎柱だけじゃないの！？
炭治郎くん達いるじゃん。
見られたら私連れ去り犯になるんですけど！？
彼らに嘘はつけないんですけど！？

あ、まってヤバい上弦さん出てきちゃったよ。


仕方がない。


遠くで踏み切って足音を風に紛らわせ、
4人の上空通過時にふわりと睡眠薬を…………


お、効いてる！よかったよかった。
偶に効かない化け物がいるからね！！


もう一踏切して、二人の傍に着地して、
そして両脇に抱え森にひとっ飛び！！！！

｢よもや！？｣

ごめんなさいね？？？



『君、上弦だよね？無惨から話聞いてる？』

｢お前は……………その羽織、｣


あ、話聞いてるのね、よかった。

『柱失うと私が柱にならさせられるから
嫌なんだよね、わかる？？？
私の苦労分からないよね！？
だからお願いだから消えてくれない？』

下弦はともかく、
上弦は話聞いてくれそうでいいよね！！
なんか知能がありそう(？)だし！

｢あの方の命令ならば｣

うんうん、話が早くて助かるよー。

よし、じゃあ、行くか。
炎柱様に目隠し耳栓装着してー、
象をも眠らす隠特製の睡眠薬嗅がせてー、
羽織を剥いでー、脇に抱えてー、

『雨の呼吸 狐の嫁入り』

ざざっと上弦さんの両手両足を奪って、


さぁしゅっぱーつ！！！！
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ランキングが、更新されてました……!!!
矢張り驚きが隠せず、
今では紙も湿らすほど手汗かいてます。

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