Re；レモンレモン飴飴 (ページ2)

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おそようページ2

冷たい冷気が肺に入り込み身体が内側から冷えていくのを感じ溜息を着くように手に息を吹きかけた。

   『はぁあああああ』    

実際には身体の冷え込みだけで溜息を吐いたわけではないのだ。

 視界にいっぱいに映るのはケーキで作られた巨城。

常に甘い香りが漂っておりまるで異世界に来た様な感覚だ。

   いや、まぁ本当に異世界だが。     

ここは万国の中心部にある島のホールケーキアイランド首都スイートシティである。

  目の前にあるのは、ビックマム海賊団の孤城であるホールケーキ城

は想像以上にでかくてっぺんが見えない。

首痛いな。見るのやめよ。

   俺は目線を下げて足を前に進めた。 1度足を止め、兵隊に向かって挨拶をし、入場手続きを済ませ、左手に持っている仕事道具と手土産を肩にかけ直し、身だしなみを整え、また前へと足を進める。  そうやって、どんどんと目的地に足を運ぶ度に気が重くなる。     

だめだ。もっと俺らしくならなくては。

     そう思っていても、いつものナルシストを発揮出来ず現実逃避したくなる。
いや、廊下広いな。俺の横幅2kmあっても通れそう。バリヤフリーかよ優しい世界。(現実逃避中)

         まだまだ廊下は続いている。

         何故、こんなナルシストオタクの俺がここに来たのには、深海よりも深く、宇宙より広い理由がある。
オタクはすぐに規模をでかくする。つまり、ない。

   いや、あるにはあるんだ事情が。  

少し昔話をしよう。

          冷たい    

寒い

    ザァザァと顔に水が掛かる

          ん？？？？？水？？？？？？？   

『もしかして:風呂場睡眠しちゃった感じ？！！！水道代やべぇ！！！！！！！！』      

俺は慌てて飛び起きると視界には大きくうねっている海原が。

  手を着いた場所には濡れてぐちゃぐちゃになっている砂が。

  上を見上げればカミナリ様の虫の居所が悪いかのように大雨と稲光が。

     『んちょっとまって』

            一般人に無人島ドッキリは良くないなぁあ あ！！！！！   