Two flowers12

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「ヌナたちを囲んで僕たちが引き立て役になれば、それなりにまとまるんじゃないですかね」

「それいいかも！Aたちなら華があるしインパクトも」

「ホシ」

「ん？」

「ごめん…私、真ん中とかそういう目立つのは…遠慮したい」

「あっ」

「できたら後ろか端っこにいさせてもらえたらなぁって。わがまま言うのは良くないって思うんだけど、ごめんね。お願い」

「……」

※Aの"お願い"に弱いホシは冷静に状況を判断し、メンバーたちの表情をスキャンする


「シュアヒョン」

「うん？」

「ジスと2人でセンターお願いします」

「OK〜」


二つ返事で引き受けてくれるオッパ


仕事のことで弱音を吐くのは不本意だし申し訳なさもあるけど
こういう場で目立ちたくないから、配慮してくれるのは有り難い


「ごめんなさいオッパ」

「全然。気にしないで」

「ホシもごめんね。ありがとう」

「いやいや。俺たちが思いつきで話してただけだから、Aが謝ることはないよ」

「ヌナの気持ちも考えずにすみません」

「そんな！ディノは何も悪くないよ。ただ、私の勇気が足りないだけ」


『SEVENTEENの皆さん
準備はよろしいですか？』


「うわ」

「とうとう来たか…」

「緊張する」


スタッフからの合図を受け

テント内でスタンバイ


『SEVENTEENの動きが速くなってるㅎㅎ

バラエティではなく野遊会ですからね〜楽にやってください』


「そんなこと言われても、楽になんてできませんよね」

「こんなプレッシャーかけといて…矛盾してます」

「ジス、頼んだぞ」

「任せて」

「シュアヒョンもお願いします」

「とにかくやってみるよ」


曲が始まり
私たちの出番がやってきた


警護したり風を送ったりしながら
スーパースターのシュアオッパとジスをみんなで取り囲む

そんなコンセプトで入場すると
他のグループの皆さんが拍手や声援で反応してくれて

なんだかものすごく恥ずかしかった



『や〜さすがSEVENTEEN先輩』

『ジス先輩最高！』

『あの表情、私たちも見習わないと』

『どうして私たちの順番がSEVENTEEN先輩の後なのㅠㅠ』


涼しげな表情でセンターに立つジスは

なぜかいつも以上にオーラ全開


ノリノリで楽しむ姿を見ていると
私たちは本当に双子なのか疑わしくなる



「行くぞー！」


曲が変わり

最後はダンス


曲に合わせて周囲にも拍手を促し、一体感が生まれたと思っていたら

途中で曲が切れてしまった


「どうしてここで切るんですか〜！」

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