Two flowers11

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「ジフンが大変？…お酒弱いからですか？」


部屋を出て行くふらふらな背中を見ながら首を傾げる


「ㅋㅋㅋ
うん。そういうことにしておこうか
(今のは酒じゃなくてAの所為だけど)」

「？？」


よくわからないけど

スンチョルオッパが楽しそうに笑うので、私もつられて笑顔になる





「A〜
俺 寂しいんだけど」

「へ？」


ほっぺをほんのりピンクにしたハニオッパが
拗ねたような口調でそう言った


「"大切なオッパ"はスンチョルだけなの？」

「え〜？何言ってるんですか」

「だって、Aにとって初めての兄さんで、特別なんでしょ？」

「それはそうですけど、ハニオッパもシュアオッパも特別ですよ。もちろんオッパたちだけじゃなくてメンバー全員」

「ほんと？」

「当たり前じゃないですか〜」

「ごめんねA
ジョンハニ結構酔ってるみたい」

「ふふ、可愛いです」

「Aは可愛い俺のことが好きだよね〜
世界一可愛いオッパは俺？」

「そうかもしれません」


眠そうな目をもっと細くさせて微笑むハニオッパ

頼れる格好良いオッパなはずなのに、ものすごく可愛い


「シュアより俺の方が特別だって」

「そんなこと言ってないでしょ」

「俺は世界一可愛いんだもん」

「それなら僕は他のジャンルで一番になればいい」

「例えば？」

「"世界一格好良いオッパ"とか"世界一優しいオッパ"とか」

「あ〜
残念でした。それどっちも俺だわ」

「何言ってるの。決めるのはAなんだから、ジョンハンの基準で考えちゃダメだよ」

「やー、お前ら幼稚なことで言い合いするなよ。恥ずかしい」

「「……」」

「え。何だよ。2人ともなんでそんな目で…」

「スンチョルったら
自分が特別だからって、すごく余裕な態度だね」

「うん？」

「完全に調子に乗ってるな。俺たちを下に見てる」

「なっ…そんなこと言ってないだろ！」

「俺たちはそう感じたんだよ。な？シュア」

「ね？ジョンハニ」

「お前らほんと…」


格好良くて頼りになって
優しくて可愛くて素敵なオッパたち

こういうやり取りも、見ていて幸せになる




「Aヌナ〜」

「ん？
ブーちゃん」


私の隣に座り、腕に寄り添ってくる可愛い子


「ジスとの勝負は終わったの？」

「はい！今日は僕の勝ちです！へへ」


テーブルに突っ伏して眠るジスが目に入り、飲み過ぎたのではないかと心配になる


「大丈夫ですよ。スンチョリヒョンが介抱しますから」

「ふふ、そうだね」

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