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「えっ…有岡くんと付き合うことになったの!?」
「うん。私バイトとかサークルとか忙しいけどいいの?って聞いたら、“そのうち俺に夢中にさせるから大丈夫!”だってさー」
それはふたりの間で秘密にしておいた方が良かったんじゃ…と思いつつ、
これからの有岡くんとの関係に期待がにじんでいる亜紀の横顔を見ていた。
「最初は恋愛対象でもなんでもなかったのに、自分でも嘘みたい」
「私も、まさか付き合ってるなんて思わなかった」
でも不思議と、意外とは思わなかった。
最初から有岡くんを「大ちゃん」と呼び捨てにしていた亜紀。
私と伊野尾くんがふたりでいるときは、必然的に有岡くんと亜紀もふたりになる。
有岡くんが亜紀を好きだという伊野尾くんの耳打ちも、本当だったのかも。
「まだくっついてないの、花緒たちだけだよ」
「う…だけど、くっつけるかわからないし…」
「大丈夫、伊野尾くんなんだかんだ言って花緒のことかなり好きだから」
「…そうかな……」
「花緒が告ったら喜ぶと思う。自信持ちなって!」
自信がなくて踏み出せないのを見透かされた気分。
今度の旅行がチャンスなのはわかってる。
テストの話題が出た頃から―――鎌倉に行ったあとから、伊野尾くんとはそれまでの密な連絡が幻のように距離を感じていた。
勉強で忙しいのかもしれない。
それでも私と出かけたの、楽しくなかったかな、なんて。
日が経つにつれて、不安が大きくなっていく。
「でもまずは亜紀と有岡くんおめでとう、だよ!」
「ありがと。ほんと色々あったんだよ」
「気になる、聞きたい…」
「じゃあちょっと休憩しよ!」
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有岡くんと亜紀ちゃんの恋模様は、また別の機会に…♪
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藤子(プロフ) - まつさん» まつさん、ただいま戻りました…!変わらず待っていてくださってうれしいです(((o(*゚▽゚*)o))) (2020年12月14日 19時) (レス) id: 373c37caec (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - 藤子さんおかえりなさーい(∩´∀`∩) (2020年12月14日 2時) (レス) id: c1ce19b84f (このIDを非表示/違反報告)
藤子(プロフ) - まつさん» 二人きりの夜にどう出るか…彼にかかってますね!いつも読んでくださってありがとうございます(^^) (2019年9月2日 0時) (レス) id: 373c37caec (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - ドキ(*´ェ`*)ドキ……ドキ(*´ェ`*)ドキ (2019年9月1日 14時) (レス) id: 1721241396 (このIDを非表示/違反報告)
藤子(プロフ) - まつさん» まつさん…!!以前と変わらず待ってくださっていたことが本当に嬉しいです…( ; ; )!もう少しで完結させるつもりです、番外編でもっとらぶらぶしてほしいな〜なんて…よければ今後もご覧くださいね。本当に感謝です。 (2019年8月14日 8時) (レス) id: 373c37caec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤子 | 作成日時:2017年1月5日 20時