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―――夜が明けて、月曜日の朝。
ベッドの上からテーブルの上に置いた、薄い青に白い桜の模様がついた包み紙がぼんやり目に映る。
…せっかくもらったストラップの包みは、ずっと握りしめていたせいでくしゃくしゃに潰れてしまった。
もったいなくて必死でしわを伸ばして、大事にとっておこうと思う。
肝心のストラップは家の鍵につけた。
いつも持ち歩けるし、鍵もストラップもお互い失くさないように。
誰も伊野尾くんと私のデートを知らない。
鎌倉をふたりで歩いたことも、電車の中で手をつないだことも、ストラップをもらったことも。
ふたりの秘密でいいはずなのに、誰かに言いふらしたいような、少し寂しいような気がした。
―――「俺は花緒とのことなら、全部覚えてるよ」
そう言った伊野尾くんの気持ちがますます分からなくて…明日の授業で会うの、怖いな。
毎回楽しみにしていた火曜日の授業も、大学にすら今は向かう足が重い。
でも、伊野尾くんを避けてしまったら。
いつまでも私の気持ちを言えずに、彼の真意も聞けずに。
すれ違ったままはいやだから、明日もちゃんと行こう。
―――――
―――
―
今日は大学が終わったら夕方からバイト。
私はチェーンの本屋で、レジや品出しをしている。
駅前のそこそこ大きい店舗だから、平日でもお客さんは多い。
それでも土日の混み具合よりもお客さんの流れが緩やかで、ほっとしながらレジを担当していたとき。
遠巻きにレジを見て笑っている、男女3人組が…。
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藤子(プロフ) - まつさん» まつさん、ただいま戻りました…！変わらず待っていてくださってうれしいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年12月14日 19時) (
レス) id: 373c37caec (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - 藤子さんおかえりなさーい(∩´∀`∩) (2020年12月14日 2時) (レス) id: c1ce19b84f (このIDを非表示/違反報告)
藤子(プロフ) - まつさん» 二人きりの夜にどう出るか…彼にかかってますね！いつも読んでくださってありがとうございます(^^) (2019年9月2日 0時) (レス) id: 373c37caec (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - ドキ(*´ｪ｀*)ドキ……ドキ(*´ｪ｀*)ドキ (2019年9月1日 14時) (レス) id: 1721241396 (このIDを非表示/違反報告)
藤子(プロフ) - まつさん» まつさん…！！以前と変わらず待ってくださっていたことが本当に嬉しいです…（ ; ; ）！もう少しで完結させるつもりです、番外編でもっとらぶらぶしてほしいな〜なんて…よければ今後もご覧くださいね。本当に感謝です。 (2019年8月14日 8時) (レス) id: 373c37caec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤子 | 作成日時：2017年1月5日 20時
