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きっと一瞬だった
Aの真っ直ぐに俺を見つめる目が凄く綺麗で
視線をすこしだけ下げれば
溶けちゃうくらい柔らかそうな唇が
俺を魅了した
トミーの彼女とか
Aに嫌われるとか
この瞬間は、どうでもいいと思った
戸惑うAをよそに
俺は独り善がりのキスをした
.
「え…」
ひどく混乱してる様子
カ「…ごめん
って、謝るならするなって感じだよね」
「っ、あ、私…大丈夫
ほら、カンタ疲れてるんだよ…」
目を泳がせて俺を庇うように言葉を並べてくれるA
カ「…A、俺」
ト「どした、静かだな」
「っ!」
カ「あ、トミー
おつかれ」
どうしても挙動不審になるAを隠すように、やけに冷静な俺
トミーの様子を見る限り、今のは見てないようだ
自分でも驚くくらい、冷静だった
ト「…なにしてたのA」
「…あ、まんずとゲームしてて、飲み会行くって
それでカンタとちょっと話してた…」
ト「そっか、打ち合わせ早く終わったんだよね
折角だし外行って飯食お」
「…うん!」
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作者名:ヨシコ | 作成日時:2019年6月15日 3時