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ト「この子が俺の彼女で、Aね
見ての通り悪いやつじゃない」
トミーらしい雑な紹介の仕方で空気が軽くなる
A「なにその紹介…!
あ、はじめまして。Aと申します
急にお邪魔してしまってすみません!」
やっぱりダメだったよね、と言いながらトミーのほうを不安そうに見る彼女
緊張してるのが伝わってきた
カ「いや全然大丈夫です!
トミーから聞いてると思うんですけど、佐藤寛太です!」
フルネームを勢い良く名乗る俺
人見知り感満載だろう
A「あ、はい!佐藤寛太さん!
いつも動画で拝見してます!最近見始めたばかりですが!」
カ「あ、ありがとうございます」
イヒヒ、とトミーの笑い声が聞こえる
たぶんこのやりとりで笑ってる
ト「Aはサークルの後輩の友達でさ、イベントのことでちょっと手伝ってもらってたことがあって、そっからまぁ色々あった」
会場でAが凄え迷子になってて、そこで俺が話しかけたんだよなー。と出会いの経緯を話してくれてる
トミーとはもうコンビ組んで長いからなんとなくわかる、幸せそうだ
Aさんもいい人そうで、きっとトミーとすごく仲がいいんだろうな
2人が並んで話してるところを見て、「お似合いだな」と思った
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あれから後輩全員にも紹介をしたらしく、
週に2回くらいの頻度でAさんが水溜りハウスに来るようになった
最初は申し訳なさそうに静かに来て、2時間くらいで帰ってた
それを見かねたキイチPさんまんずが、ちょくちょく声をかけてリビングで馴れ初めを聞いたりしてた
その甲斐あって2ヶ月たった今では、トミーがいなくてもリビングで後輩とAがゲームしたりしてることが多くなった
その輪に俺がたまに入ることも、そう時間のかかる事じゃなかった
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作者名:ヨシコ | 作成日時:2019年6月15日 3時