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Aと気まずくなって一週間

っていっても、俺が話しかけなくなっただけ

何回か家で見かける時があったけど、編集とか企画の準備に集中してるふりをしてバレないように避けた、つもり





そんな俺にAは気づいてるのかわからないけど、今日もいつも通り、野菜たっぷりの美味しそうなご飯は作ってあった





「…美味しい」





ほうれん草が沢山入ったカルボナーラ
野菜のスープ

Aの料理は仕事で疲れてる身体に沁みた




お礼が言いたいけど、勝手なことばかりする俺に話しかけられるのは嫌だろうな









「カンタに関係ある?」





前まで諦められないとか強気でいたけど、あの言葉を言われて気付かされた



Aとすごく仲良くなったつもりだったけど、普段女の人と全く接しない俺の思い込みだったのかもしれない


知らないところでは、俺よりも長くトミーとの時間を過ごしてる


Aの好みとか喜ばせ方とか仕事のこと家族のこと、俺は全然知らない



Aとトミーにとって俺の気持ちは邪魔なだけ




編集の手は止まるし、相方の彼女だし

仕事よりも友達よりも、恋愛をとるって…
こういう人じゃないはずなんだけど




考え過ぎてしまうから走りにでも行こうとパソコン閉じた

ランニングウェアに着替えて部屋を出た時




A「…あ、」



Aが何故か、グミを持って俺の部屋の前にいた

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作者名:ヨシコ | 作成日時:2019年6月15日 3時

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