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「うぁああああああああっ！すごい！！すごいよ！すごい！！」
大声で叫ぶと、彼は余計にびくっとなった。
「なに？大声あげないでよ、黙ることもできないの？ほんと、うるさい」
「いやいや！興奮する！すごい！私、歴史大好きだから！」
手を握りしめぶんぶんを振り回すが、彼は驚いた顔をした。
「歴史？何言ってんの・・・っ！」
「いや？だって、何言ってんのって・・・・。泉鏡花って、あれでしょ？明治時代の！
あ、ちょっと待って！ねぇねぇ！泉さん！なんて呼べばいいかなぁ！？
鏡花さんでいい！？いいよね！うわっほい！サイン頂戴！」
テンションを上げて叫ぶと
「は！ちょ、まって！うるさい！黙って！」
彼はきっと睨み付けてきた。
私はにこっと笑って、「私、理解力速いでしょ？」といった。
ふふ、読者のみんなも驚いたでしょ。
私の理解力と受け入れの速さ！
「ここはいったい・・・。」
「ここは平成の東京！
貴方は明治時代からやってきた私からしたら過去人ってこと！」
私は彼を指さし手ににやりと笑った。
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