検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:56,342 hit

episode.7 ページ27

「ねぇねぇAちゃん、今度の日曜原宿行かない?!買い物して〜スイーツ食べよーよ♪」

エマの誘いに私は『いいね!行こ♪」と即答した。
圭介に相談をした日以来、とても気分がいいんだ。
こんなに良くなるならもっと早く打ち明ければよかったと後悔したくらい。

私は鼻歌を歌いながらエマに頼まれて足の爪にマニキュアを塗ってあげていると、ふと、いつの日だったかエマが秘密と言って教えてくれた話しを思い出して何気なく聞いてみた。


『そういえばエマ、例の彼とは最近どうなの?』

「え?!なに急に!!」

エマが分かりやすく動揺しだして足を動かすものだから私は咄嗟に『あー!動いちゃダメ!』と言うと我を取り戻したかのように大人しくなった。

「もぉいきなり何?Aちゃん」

『ごめんごめん(笑)』

ぷくーっと頬を膨らませるエマを私は可愛いなぁと思いつつ宥めると、エマはすぐに恋する乙女モードへと切り替わった。

「マイキーとばっか話してたから全然話せる機会なかったんだけど、帰り際にまた遊びに来るって言ってたからいつになるかな〜って感じ、かな」

『お、それは楽しみだね。…確か四小?の子だったっけ?』

「そ!背が高くて〜オトナっぽくて〜もうとにかくかっこいい!』

そう話すエマからは幸福感が溢れ出てるのが見て分かる。
きっと頭の中はその彼のことでいっぱいなんだろうなぁって思った。


『ほぉ、エマをこんなにさせる子とは気になりますな〜』

「えへへ、また来た時はソッコー電話するね(笑)それよりAちゃん、こないだ告白されたって子とはどーなったの?!」

『え?どうって…"ありがとう"って言っておわり。特になんもないよ?』

「ふぅ〜ん…」

『え。なに…?』

「付き合うのかと思った」

『はッ?!やめてよエマまで』

「え?"エマまで"?ウチ以外にも言われたの?」

『うん。言われた。万次郎に。』

「えっウケる。ってかマイキーも知ってるんだね(笑)」

『知ってるもなにも、その場に…いた?』

私がそう言うとエマは「どういうコト?!」と驚きと興味心から身体を前のめりにして聞いてきた。

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
171人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

@炭酸(プロフ) - ササミさん» ありがとうございます!! (2021年7月13日 2時) (レス) id: cb8d42f0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ササミ - 好きです!!! (2021年7月11日 20時) (レス) id: e6ad737842 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:@炭酸 | 作成日時:2021年6月15日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。