三話 ~戻った記憶~ ページ4
Ashift
私は、つい最近記憶を思い出した。
けど、それは思い出したくなくなるようなものばかり…
けれども、疑問だったカバンの中の手帳のようなものの謎は解けた。
そして私の苗字も思い出した。
『夏瀬』それが私の苗字。
『夏目家』の親戚で【夏目友人帳】と対等もしくはそれ以上の価値があると言われる【夏瀬友人帳】これがあの手帳のようなものの正体だった。
わたしは妖から慕われていたようだった。
司法さんに隠れて隠世へも妖が呼び出せるか試してみたところ、問題なく呼び出せたのでいざと言う時の武器になるということが分かった。そして、私は対妖用の術が使えるようだった。これも何かあった時に頼りにしたいものである。
一匹連れておきたいものだが…司法さんに聞いてみようか、
「あの、司法さん、」
「ん?どうしたの?」
「記憶が戻りました…」
「そうなん?それはよかったなぁ」
「そこで相談なんですけど、」
「なんかあったん?」
「あの、夏瀬友人帳をご存知ですか?」
「!おま、友人帳持っとるん?」
司法さんになら友人帳の事話してもいい…よね?
「はい、苗字も思い出しました。私の名前は、夏瀬A。」
「そうなんね、俺以外には言わん方がええかもな、でないと他のもんから狙われるからなぁ…」
やっぱりそうだよね。
「他の人には話しませんよ、司法さんは信頼できると思いましたので(ニッコリ)」
そう言うと司法さんは少し驚いたあと
「そうなんね、ありがとうな。」
と、笑顔で言ってくれた。
Ashift終了
司法shift
信頼されるのってこんなに嬉しいものだったかな…
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すみません、今回は少し短いです。
しかしこれからは作者の都合により1000文字ちょっとになることが増えるかも知れません。
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彩色(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます(*_ _)喜んで頂けて私も嬉しいです! (2019年2月15日 22時) (レス) id: 9b86ae7bbf (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 作品とっても面白いです!司法様が好きなのですごく嬉しいです!更新頑張ってください (2019年2月15日 22時) (レス) id: 2523bf0056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩色 | 作成日時:2019年2月11日 17時