遅刻 ページ10
さとみside
朝、激しい頭痛で目が覚めた。
…二日酔いか。
さすがに昨日はしゃぎすぎたか……。
わりと久しぶりだよな、みんなで飲むの。
莉犬はいなかったけど。
次はあいつも誘いたいな。
てか今何時だ？……10時か。
ん？10時？
…息を深く吸って考える。
今日は平日。出勤日。
そして始業時間は9時。
現在の時刻は10時。
…理解して息を吐き出す。
……やべぇ。寝坊したわ。
しかも、目覚ましかけたのに止めて二度寝したっぽいし。
起きたことも覚えてないけど。
スマホを見ると上司から5件ほどの不在着信が。
これかなりマズイよな…。
とりあえず留守番電話に録音された音声を聞きながら準備することにした。
声は始めは心配するような声だったが、
次第に怒りが混ざっていき、
最終的にはドスが効いたものになっていた。
さすが元ヤン……なかなかの迫力である。
準備が終わり会社へと走る。
会社に着いたのは起きてから1時間後であった。
オフィスに入り俺のデスクに荷物を置き、座る。
すると後ろに気配がすると同時に周囲が暗くなった。
おそるおそる振り返ると、眼鏡をかけ笑顔を浮かべた上司がいた。
だが眼鏡の奥の目は少しも笑っておらず、氷のような視線が突き刺さる。
「桃山、なんで遅刻したんだ？」
すごく声が低く、怒りを隠す気がさらさらないのが分かる。
「新作を作っていて特に忙しい時に、なぜだ？」
まさか二日酔いした挙げ句二度寝したなんて言えない……。
「……目覚ましをセットするのを忘れてました。」
「そうか。今度から二度とやらないように意識していくようにしろよ。」
と言い残して仕事に戻っていった。
すげえ怖かった。年下なのに威圧感が半端じゃない。
でもそのおかげか今日は上の空になることなく予定より速く仕事が終わった。
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なつ(プロフ) - 初めまして最高です！続き気長に待ってます！ (8月15日 22時) (
レス) @page28 id: bef257e107 (このIDを非表示/違反報告)
れみりぃ - 憂＠uiさん» ありがとうございます！体調はここ三年間崩してないので大丈夫ですよ(^_^) (2021年7月26日 20時) (レス) id: eff5fefbdb (このIDを非表示/違反報告)
憂＠ui - 続編おめでとうございます！体調を崩さないように更新頑張って下さい(´ω｀*) (2021年7月26日 16時) (レス) id: f2e011f80b (このIDを非表示/違反報告)
れみりぃ - るみも@ましゅまろ太陽☆さん» ありがとうございます！応援の声があるおかげで書いていけます…！ (2021年7月22日 12時) (レス) id: eff5fefbdb (このIDを非表示/違反報告)
るみも@ましゅまろ太陽☆(プロフ) - 続編おめです！これからも応援してます！ (2021年7月22日 12時) (レス) id: 537429c240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れみりぃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/remily/
作成日時：2021年7月21日 15時
