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出会い ページ3

さとみside

「はぁ……はぁ……」

もう…無理だ……

「……うっ」

頭痛で歩けなくなりしゃがみこむ。

なんでこんなに痛いんだ……。

そうこう考える内に意識を保てなくなり倒れた。

『……じょ………すか……』

だけど、呼びかける声が聞こえた。

なんとか目を開けるとそこにはが焦った顔をした綺麗な女の人がいた。

目覚めた俺を見てほっとしたのか頬が緩んだ。

その顔があまりにも綺麗で見とれていた。

それと同時に彼女が惑血であることに気づいたら。

じっと見すぎたのだろう、彼女は居心地が悪そうに目が泳いでいる。

慌ててお礼を言おうと口を開いた瞬間、俺のお腹から大きな音が出た。

「〜〜っ!」

な、なんで今お腹が鳴るんだよ…!

確かにしばらくしっかりご飯食べてないけど!

しかも、目の前には栄養たっぷりの血を持った人間がいるし!

あまりの羞恥心にお腹を押さえて丸まってしまう。

多分今の俺の顔は真っ赤だと思う。

すると彼女がレジ袋から菓子パンを取りだし俺に渡した。

「え…くれるんですか?」

まさか食べ物を渡されるなんて思ってもなかった。

『はい。くじでたまたま当たったんで…。』

「でも…」

『それに私、パンが苦手で…捨てるのももったいないので貰ってくれませんか?』

そんな言い方されると受け取るしかない…。

「…分かりました。ありがたくいただきます。」

『それじゃあ私、用事があるので失礼します。一人で大丈夫ですか?』

「はい、もう大丈夫です。ありがとうございました。」

そう言ってそそくさと帰っていく彼女の背を、俺はただ見つめていた。

なんだろう…彼女から目を離せない。

もしかして、俺一目惚れした?

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なつ(プロフ) - 初めまして最高です!続き気長に待ってます! (8月15日 22時) (レス) @page28 id: bef257e107 (このIDを非表示/違反報告)
れみりぃ - 憂@uiさん» ありがとうございます!体調はここ三年間崩してないので大丈夫ですよ(^_^) (2021年7月26日 20時) (レス) id: eff5fefbdb (このIDを非表示/違反報告)
憂@ui - 続編おめでとうございます!体調を崩さないように更新頑張って下さい(´ω`*) (2021年7月26日 16時) (レス) id: f2e011f80b (このIDを非表示/違反報告)
れみりぃ - るみも@ましゅまろ太陽☆さん» ありがとうございます!応援の声があるおかげで書いていけます…! (2021年7月22日 12時) (レス) id: eff5fefbdb (このIDを非表示/違反報告)
るみも@ましゅまろ太陽☆(プロフ) - 続編おめです!これからも応援してます! (2021年7月22日 12時) (レス) id: 537429c240 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れみりぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/remily/  
作成日時:2021年7月21日 15時

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