26話 ページ19
しかし1ヶ月も寝たきりだと体も動かなくなるようで、俺はベットから降りた途端、がくっと足の力が抜けた
その時俺はようやっと義手をつけていないことに気がつき、受け身も上手く取れず床に転がった
「「…!兄さん!」」
「んっ?錆兎と義勇か」
「(まだ起きてから時間が経ってないんだから)無理したらダメだ(すぐに動いてしまうと体に負担がかかるだろう)」
「いや、飲み物を取りに行こうとしただけなんだが…」
「1ヶ月も寝たきりだと体も動かないのは当たり前だ。それに今は義手をつけてないんだから…兄さんもそれぐらいわかるだろ」
俺は義勇に体を真菰が寝ているベットに寝かせてもらったあと俺は錆兎の言葉を聞き、今更そのことに気がついた
「…忘れてたのか」
「…すまん」
「兄さんの天然はいつもの事だから俺らは気にしないが、兄さん自身は気をつけてくれ」
「…そうする」
俺は隣に寝る真菰の頭を撫でながら、錆兎の言葉に頷いた
真菰から聞いていたが、そういえば一月寝っぱなしだったのだったな…
…それと錆兎、俺は天然では無いし、どちらかといえば義勇やお前、真菰とかの方が天然な部類に入るだろう…
そんなことを思いながら、錆兎から最近見舞いに来ていた人の話を聞いた
「真っ先に来たのは風柱と粂野さんだったはずだ。蝶屋敷にちょうど居たらしく、色々手伝ってくれていたらしい。週に一回は少なくとも来てたぞ」
「(確か)時透(兄弟)もいた。(隣の棚にあるものは全て時透たちが置いていった)差し入れだ」
「それは、心配をかけすぎたな…お礼に何か渡した方がいいだろうか…」
義勇が指し示した棚には日持ちする果物や本、花、興味があると言っていた竹の万華鏡などがずらりと並んでいた
それらのお返しのためにも早く体を動かせるようにしてなにかお願いを聞かないとな
…また報告もしないといけなくなるだろうしな…
俺はそんなことを考えながら錆兎たちを見送り、そのまま睡眠をとった
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麗羅 サブ(プロフ) - すみませんでした。ご指摘ありがとうございます (2019年11月15日 16時) (レス) id: e3e88d912e (このIDを非表示/違反報告)
アーロ(プロフ) - オリジナルフラグを外しましょう (2019年11月15日 9時) (レス) id: 328d0213e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗羅 サブ | 作成日時:2019年11月15日 6時