月恋 第79話 「チェンジ!!」 ページ32
「って、違う! 自分のアダ名の話してる暇なんて無かった! ゲスト! ゲストをお呼びしなくては!」
「ああ、そっか。そう言えばそうだったな、すっかり忘れてた」
「忘れないで! 超大切な事を!! 私と新さんだけでこの番組進めるには無理があるんです! このカオスな空間に潤いをもたらすための貴重な癒しイコールゲスト! だからゲスト! その為のゲスト!」
「こよみんドードー。混乱して変なこと口走ってんぞ」
ゼェハァと、番組を開始してまだ5分しか立っていない筈だと言うのに息が上がっている。
只でさえ、体力が無いのだ。このまま卯月さんのペースに乗せられて、慣れないテレビに慣れないツッコミに気を取られ、体力を吸い付くされてしまう。
この流れをどうにかして変えなければ。そんな気持ちで、このカオスな空間の救世主となるであろうゲストをお呼びする。
因みに今回のゲストは司会進行の私と卯月さんにも知らされていないトップシークレット。
私的には
素ボケの睦月さんとか、天然ボケの文月さんとか、プチ魔王様の涙兄とか、奈良の天然王、長月さん、最強にしてラスボスの白き魔王様、隼兄が来た場合、私はどうすれば良いのだろうか。
「では今回、ツキウタ。合同ライブの見所を私達と共に紹介してくれるゲストをお呼びしましょう!」
「ゲストはこちらの方でーす」
誰か、この空気を良い方向に持っていける人が来ますようにと心の中で全力で願いつつゲストを呼ぶ。
そして私達の居る場所に、意味ありげに作られた黒い幕が上がり出てきたのは―――
「やあ、こんにちは。皆の白き魔王様、隼さんだよ」
誰しもが見惚れてしまいそうなくらい、綺麗な笑顔を浮かべた隼兄。
あかん、積んだ…………この番組終わった。ヤバい。
もっとも厄介で、もっとも取り扱いが難しい、もっとも来て欲しくない人が御光臨。
もう天然ボケでも何でも良いから、誰か文月さんを呼んできて。おまわりさん此方です。
彼を目に写した瞬間、私は絶望のあまり―――
「チェンジで!!!」
力強くゲスト交代を願い出ると言う、失礼な事をしてしまった。
月恋 第80話 「大変失礼ながら」→←月恋 第78話 「最早事故である。」
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櫻餅(プロフ) - リュウヤさん» こんにちは。コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです。これからもこの夢小説をぜひ宜しくお願いします。 (2018年3月27日 23時) (
レス) id: eb7f0e71e0 (このIDを非表示/違反報告)
リュウヤ(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。ヒロインちゃんと始さんのやりとりに、涙ぐんでしまいました。みんなが温かくて、素敵な作品をありがとうございます。続編も引き続き、追いかけさせていただきます！ (2018年3月26日 8時) (レス) id: 707d2de435 (このIDを非表示/違反報告)
櫻餅(プロフ) - snowさん» こんばんは。コメントありがとうございますm(__)mそう言って頂けて大変嬉しく思います。不定期更新ですが頑張ります！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: eb7f0e71e0 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - こんばんわ。ヒロインちゃん、憧れの愛ちゃんに会えて良かったですね。いつも一生懸命な彼女に元気を貰ってます。これからも頑張って下さい！ (2018年2月9日 18時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
櫻餅(プロフ) - 2次元大好き人間！！！さん» コメント有難う御座いますm(_ _)mこれからも不定期更新ですが、頑張っていきたいと思います。 (2018年1月10日 4時) (レス) id: d35033e969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻餅 | 作成日時：2017年12月26日 23時
