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・em
本を読んでいる彼を発見した貴女は彼の名を呼びかけるも余程集中しているのか返事が返ってきません。いつも優しげな笑みを浮かべているが今は真剣な表情で本を読み耽っている彼に見とれじっと見るも余りに気づいてくれないため少し不満に思った貴女は彼の頭を撫でてみます。流石に気づいた彼は目を丸くした後「Aさん?何か御用でしたか?」と尋ねてきます。『用がないといけないんですか?』と分かりやすく拗ねれば「そんな事はありません。」と彼は慌て始めます。眉を顰める貴女に彼は本を置いた後貴女を抱き上げ自身の太腿の上に貴女を座らせます。そして貴女が彼にしたように今度は彼が貴女の髪を梳けば
「気付かなくてすみません。.....許してくれませんか?」
と首を傾げます。『私こそ集中してたのにごめんなさい。』そう告げれば緩く首を横に振り「いいんですよ。本も好きですがAさんと過ごす時間の方が大切です。」と彼は貴女が欲しい言葉を口にしてくれます。
・sp
廊下を歩く彼に気づけば驚かせてやろうと思い忍び足で彼の後をつけます。そして『わっ!』と大きく声を掛けてみるも彼はいつも通り涼しい顔で「どうかしたんですか?」と一言。反応の薄い彼に不満げにした貴女が『もっと驚いてよ。構って。』と告げれば「子供みたいですね。」と返しわざとらしくよしよしと頭を撫でられます。『子供扱いしないで!』と言いつつも気持ちよさそうに目を細める貴女にくつくつと喉で笑い声を漏らす彼。
「先輩は頭撫でられるの好きですよね。」
そう言う彼の手に擦り寄れば甘やかすように頭を撫で続けてくれます。すると少し遠くからコネシマ達の大きな笑い声が聞こえてきます。その声を聞くなり舌打ちをした彼が「相変わらずうるさいですね。」と呟けば貴女に瞳を向け「先輩、構って欲しいんですよね?....なら行きましょ。」とコネシマ達に気づかれる前に貴女の手を握ればこの場を後にします。彼の自室へと連れられた貴女はたっぷりと甘やかされることでしょう。
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遅くなってごめんなさい!
ユッキーさん、リクエスト有難うございました!
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友希 - おわり…だと…? な…?ん…?だ…?と…? (2019年11月24日 20時) (レス) id: de1d495d63 (このIDを非表示/違反報告)
ししめ - あれ…?また終わりになってる…終わってませんよね…? (2019年11月17日 23時) (レス) id: 0ca4129dba (このIDを非表示/違反報告)
こたつつき - 突然コメント失礼します!どの作品もとっっても素敵です……!リクエスト、もし受付られてるのであればしたいのですが……!「攻めてみた」があるので「攻められた(めちゃくちゃ愛された)」系がめっっちゃ読みたいです…!お時間+リクエストOKであれば是非お願いします (2019年11月16日 2時) (レス) id: 5b1f2f213c (このIDを非表示/違反報告)
黄色い羊 - この神作品マジで完結しちゃったんですか?【泣】 (2019年11月4日 20時) (レス) id: 91f99bd517 (このIDを非表示/違反報告)
杏味の兎さん - りめんばーさん» 安心しました!!この作品とても大好きなので、とても驚きました。これからも応援しています!更新ありがとうございます! (2019年9月22日 16時) (レス) id: ee625254f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りめんばー | 作成日時:2019年6月12日 20時