→ ページ14
*
*
・sh
彼がメイドさんと楽しそうにしている所を見つけた貴女。近づいても貴女になかなか気付かないほど話し込んでいる彼に少し苛立ちを覚えた貴女はそのまま通り過ぎます。流石に気づいた彼が貴女の名を呼ぶも無視して歩いていれば後ろから追いかけてきます。「なんで無視するんや。」と問いかけにも無視して執務室へ戻れば「あ。」と分かったとばかりに声を上げます。そして意地悪そうな笑みを浮かべ「さては嫉妬してるとちゃうか？」と言う彼につい視線をさ迷わせれば本気でそう思っていた訳では無かったらしく「え、ほんまにそうなん？」と目を瞬かせる彼。少し間を開け『悪い？』と頬を膨らませれば反対に彼は嬉しそうな顔をし
「好き。めっちゃ好き。大好き。」
と愛おしいとばかりに気持ちを溢れさせます。予想外の反応に目をぱちくりさせた貴女は照れくさくて視線を再度さ迷わせるも「私も好き。」と小さく言えば彼は優しい口付けを贈ってくれるでしょう。
・rb
彼の元に女性の部下が配属されたらしく最近よく一緒にいるのを見かけます。今日もまた話しているところを見た貴女は仕事だからしょうがないと思いつつも寂しい気持ちは隠せません。その後話し終えたのであろう彼女がその場を去れば彼に後ろから抱きつきます。驚いた彼が「....っ、A？どうしたんや？」と焦ったように言えば『最近、よくあの子と一緒ですね。』と拗ねたように返します。貴女の言いたいことが分かった彼は「浮気してへんよ？」更に慌てて返してくるためそんなことはないのは分かっているも『ほんとに？』と意地悪に問いかけます。少し考えるような素振りをみせた彼は軽いリップ音を立て貴女の唇を奪います。一気に顔を赤くした貴女を気にすることなく短い口付けを繰り返します。
「...まだ伝わらへん？」
口を離しそんなことを言ってのける彼に大丈夫だと首を振ることしか出来ない貴女。口に弧を描く彼にきっと彼女はこんな表情をする彼を知らないだろう、と貴女は満足に思うのでした。
*
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 614人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
友希 - おわり…だと…？ な…？ん…？だ…？と…？ (2019年11月24日 20時) (
レス) id: de1d495d63 (このIDを非表示/違反報告)
ししめ - あれ…？また終わりになってる…終わってませんよね…？ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 0ca4129dba (このIDを非表示/違反報告)
こたつつき - 突然コメント失礼します！どの作品もとっっても素敵です……！リクエスト、もし受付られてるのであればしたいのですが……！｢攻めてみた｣があるので｢攻められた(めちゃくちゃ愛された)｣系がめっっちゃ読みたいです…！お時間＋リクエストOKであれば是非お願いします (2019年11月16日 2時) (レス) id: 5b1f2f213c (このIDを非表示/違反報告)
黄色い羊 - この神作品マジで完結しちゃったんですか？【泣】 (2019年11月4日 20時) (レス) id: 91f99bd517 (このIDを非表示/違反報告)
杏味の兎さん - りめんばーさん» 安心しました！！この作品とても大好きなので、とても驚きました。これからも応援しています！更新ありがとうございます！ (2019年9月22日 16時) (レス) id: ee625254f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りめんばー | 作成日時：2019年6月12日 20時
