生徒会は忙しい ページ10
紫苑「休みなのに、Aさんがここに来るなんて…何かあったんですか?」
「ううん。ただちょっと忘れ物しちゃってね。ついでに、生徒会長の仕事をやっていこうかなって。紫苑は?」
紫苑「え!?私はその…図書室にどうしても読みたい本がありまして。でも、その本を借りたくないので学校で読むしかなくて…図書室は人に見られるから、ここなら一人で読めるかな…と」
「そっか。それで、何の本を借りたの?」
紫苑「そ、それは…!」
「どれどれ…恋愛成就の本?」
紫苑「は、はい!えっと、その…」
「分かってるよ。紫苑は炭治郎君の事が好きなんだよね?」
紫苑「え!?知ってたんですか!?」
「勿論。私に隠し事は出来ないよ」
…まぁ、本当は炭治郎君と他の人達との態度が明らかに違うから。本人以外は皆、気づいてるんだけどね
紫苑「流石はAさんです!」
「ありがとう」
紫苑の事は勿論応援してあげたい。だけど、カナヲちゃんにも幸せになって欲しいから、中々応援が出来ないんだよね。こんな美少女二人から迫られてるのに、気づきもしない炭治郎君は大分鈍いよね…
そう思いつつ、私は仕事をし始めた
紫苑「宜しければ、手伝いますよ」
「ありがとう。だけど、大丈夫だよ。折角の紫苑の休日を私の仕事の手伝いで終わらせる訳にはいかないし」
紫苑「それなら気にしないでください。私がやりたくて言ってるんです。足でまといかもしれませんが…」
「そんな事ないよ!手伝ってくれるなら、凄く助かる」
紫苑「本当ですか!なら、やらせてください」
「!…分かった。ありがとう、紫苑」
紫苑「いえいえ、早く終わらせましょう!」
「そうだね。…そういえば、紫苑は昼ごはんは持ってきた?」
紫苑「え?いえ、持ってきてないですね。昼前には帰ろうと思っていましたから」
「そっか。なら、一緒に食べない?」
紫苑「はい。これは…パンですか?」
「そうだよ。竈門ベーカリーのパン」
紫苑「炭治郎の家の?」
「うん、凄く美味しいんだよ。良かったら、帰りに行ってみて。私からパンを貰って、食べたら美味しかったから買いに来た!…とか言ってね」
紫苑「は、はい。分かりました!ありがとうございます!いただきます!」
「手伝って貰ってるんだから、これ位は当然だよ。終わったら、ジュースでも奢るね」
紫苑「いえ、気にしないでください!好きでやってるんですから!」
「遠慮しなくていいのに」
私は紫苑とそんな話しをながら仕事を進めた
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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!また新しい作品を書いたら是非見てください! (2020年5月14日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした。凄く面白かったです! (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました!完結おめでとうございます!お疲れ様です*とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします! (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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