放課後2 ページ7
無惨「紅蓮、お前。付き合うという意味は理解しているのか?」
紅蓮「勿論じゃ。付き合って欲しいというのは、一緒に来て欲しいという事じゃろ?」
無惨「は?」
「え?」
紅蓮「うむ?」
「えっと…紅蓮。付き合って欲しいっていうのは、そういう意味じゃなくて…恋人になって欲しいという意味だよ」
紅蓮「え?そうかのかえ?じゃが、何処に?と聞いたら明日、町に一緒に来て欲しいと言われたぞい。流石に断ったがのう」
「そ、そっか。それはきっと、紅蓮をデートに誘ってるんだよ」
紅蓮「うむ?デートってなんじゃ?」
「…無惨」
無惨「紅蓮はそういう奴だ。放っておけ」
「…そうだね。一先ず、その女子達には私から説明しておくから安心して、紅蓮」
紅蓮「?よく分からぬが、了解じゃ」
「うん。じゃあ、帰ろう」
紅蓮「あ、待っておくれ!家に帰る前に、夕飯の買い出しをしたいんじゃが…良いかのう?」
「そうなの?勿論良いよ。ね、無惨」
無惨「あぁ」
「なら、近くのスーパーに寄ろうか」
紅蓮「ありがとのう。二人は今日の夕飯は何が良いとかあるかの?」
「苺大福!」
紅蓮「それは夕飯の後じゃ」
「うん、冗談だよ」
そんな会話をしながら、私達はスーパーに向かった
スーパーにつくと、紅蓮がカゴを持って食品を見ていく
紅蓮「ふむ。季節は春じゃけど…夜はまだ冷え込むから、やはり夕飯は鍋辺りが良いかのう。どうじゃ?A嬢や」
「うん!私も鍋は好きだよ!」
紅蓮「そうかそうか。なら、そうするかのう。無惨や、鍋の材料を探すのを手伝っておくれ」
無惨「鍋の材料だと?…酒の事か?」
紅蓮「お主は一体何を作る気じゃ?」
「あはは!違うよ、無惨。鍋っていったら、野菜や肉とか豆腐とかだよ」
紅蓮「うむ、その通りじゃ。では、無惨は白菜を。A嬢は鍋の素をもって来ておくれ」
無惨「あぁ」
「了解!」
「紅蓮、持ってきたよ」
紅蓮「うむ、ありが───A嬢や、それは?」
「めんつゆだけど?」
紅蓮「…あながち、間違っておらぬ気もしなくはないが…吾が求めておったのはめんつゆではないのう」
「あれ?そうなの?」
無惨「持ってきたぞ、紅蓮」
紅蓮「うむ、ありが───無惨や、それ白菜ではなく、キャベツなんじゃが…」
無惨「キャベツだと?なら、こっちか?」
紅蓮「それはレタスじゃ」
結局、鍋の材料は紅蓮が全て揃えて、レジに行って購入し、私達は家に帰った
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