三人の幸せ ページ49
「つ、疲れた」
紅蓮「わ、吾もじゃ」
私達は結婚式が終わり、家に帰って来た途端、倒れ込む
紅蓮「全く、お主らは吾がいない所でなんて事を考えるのじゃ」
「うぅ…本当は紅蓮にちゃんと言うつもりだったんだよ。だけど、無惨がやめとけって」
無惨「お前に言えば、反対する事が分かりきっていたからな」
紅蓮「当たり前じゃろ？あの結婚式は二人の為に開かれたものじゃ。そこに吾が入れば、折角の式を壊しかねぬ」
「紅蓮は面倒くさいなぁ」
無惨「全くだ」
紅蓮「面倒とかそういう問題ではないじゃろうに。三人で結婚式をするなど本当におかしな話じゃ。じゃが…」
「じゃが？」
紅蓮「ありがとのう。お主らが二人だけではなく、吾も入れて三人で幸せになると言ってくれた事は心の底から嬉しかったぞい」
「…何言ってるの？紅蓮。私達は三人一緒なんだから、紅蓮も幸せになるのは当然だよ」
無惨「あぁ。Aの言う通りだ。そんな当たり前の事を言うな、紅蓮」
紅蓮「そうじゃな。吾は本当に幸せ者じゃ。吾はお主らと出会えて本当に、本当に良かったぞい！」
「それは私もだよ。私も心の底から二人と出会えて良かった。私は今、凄く幸せなんだよ…！」
そう言って、私は二人に抱きついた
無惨「いきなり抱きつくな、A」
紅蓮「そうじゃぞ。疲れておるのに、そんなに勢いよく抱きついたら危ないぞい」
「大丈夫だよ。どんなに勢いよく抱きついても二人なら受け止めてくれるから」
紅蓮「ふむ。何か似たような会話を前世の頃にもした気がするのう」
無惨「あぁ。地獄に行く前に、同じやり取りをしていたな」
「うん、そうだね。あの時はこれから地獄に行くっていうのに本当に少しも怖くなかった。来世で一緒になれるなんて保証は何処にも無いのに、二人なら大丈夫って思えた______________ねぇ二人は今、幸せ？」
無惨「何を当たり前の事を言っている？」
紅蓮「そうじゃぞ。幸せに決まっておる。ご飯を食べたり、話したり。そんな些細な事でも三人でなら凄く幸せだと思えるのじゃ」
「うん、私も同じ。こんなに幸せで良いのかって思えるくらいに凄く幸せだよ。だからね、私はこの幸せが壊れてしまうのが、今…ちょっと怖いんだ」
無惨と紅蓮「！？」
「二人は私を置いて行かないでね」
無惨「当たり前だ」
紅蓮「うむ。吾らは死ぬ時も三人一緒に同時じゃぞ」
「それは流石に難しいよ」
そう言って私達は笑いあった。この幸せが決して壊れない事を願いながら…
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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！また新しい作品を書いたら是非見てください！ (2020年5月14日 17時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした。凄く面白かったです！ (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました！完結おめでとうございます！お疲れ様です＊とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします！ (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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