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帰り2 ページ39

紅蓮「お主は人の事を考えすぎなのじゃ!つまりは優しすぎる!まぁ、それがお主の良い所で、吾らは嫌いではないが…じゃが、自分の事も少しは考えておくれ!」

うーん…さっきから怒られてるんだろうけど、怒られてる感じがしない

「ごめんね、紅蓮。でも、私はそんなに優しくはないよ。それなら紅蓮の方が私よりもずっと優しいと思う」

紅蓮「そんな事はない!吾は…兎に角じゃ!お主はもっと自分の事を考えておくれ!こんな時間に女の子一人で帰るなど、大問題じゃ!」

「あはは!過保護だなぁ、大丈夫だよ。紅蓮は本当に優しいね」

紅蓮「う…吾はかなり真面目に話をしておるのじゃが」

「分かってるよ、本当にごめんね。次からはこんなに遅くならないように帰るから」

紅蓮「分かってくれたのなら良いのじゃ。じゃが…A嬢や、吾は優しくなどないぞい」

「え?優しいよ。実際、紅蓮より過保護で優しい人なんて見た事ないしね」

紅蓮「いや、残念じゃが…本当に優しくなどないのじゃ。じゃって、先程」

「先程?」

紅蓮「無惨のお菓子を間違えて食べてしもうて、あまりにも無惨が怒るものじゃからつい、A嬢も食べたといってしもうたのじゃ」

「…ええっ!?ちょっ、巫山戯ないでよ!紅蓮!」

紅蓮「すまぬ、許しておくれ」

「許さないよ!完全に濡れ衣だもの」

紅蓮「吾を助けると思って」

「もう紅蓮なんかしらない」

紅蓮「か、勘弁しておくれ。お主も知っておるじゃろ?無惨は怒ると怖いんじゃよ」

「それは知ってるけど、だからってやってもいい事と悪い事が───え?」

紅蓮「うむ?A嬢、どうかしたのかえ?」

男1「ねぇ君、こんな時間に一人で何してんの?」

「えっと…」

紅蓮との電話で全然気づかなかった。既に知らない三人の男が私の周りにいる

前世でもこんな事あったな…なんて思ってる場合じゃないね。どうしよう

男2「あ、もしかして彼氏と通話中だった?」

「あ、ちょっと!」

その人は私のスマホを奪い取った

「返して!」

男3「はいはい、暴れないの」

「ちょっ…離して!」

紅蓮「何があったんじゃ!?A嬢!大丈夫かえ!」

男2「あ、こんばんは!彼氏さん。彼女さんは貰って行きますね〜」

「巫山戯ないで!さっさとスマホを返してよ!」

紅蓮「…!そこにおるお主。その子に何かしてみろッ!!ただじゃおかぬぞ…ッ!!」

「紅蓮…っ!」

その男達は怖い怖いと笑いながら言って、紅蓮との通話を切った

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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!また新しい作品を書いたら是非見てください! (2020年5月14日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
- 完結おめでとうございます!お疲れ様でした。凄く面白かったです! (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました!完結おめでとうございます!お疲れ様です*とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします! (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホルン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月30日 15時

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