立場 ページ31
しのぶと教室に向かっていると…
実弥「A」
「あ、実弥…じゃなくて不死川先生。おはようございます」
実弥「あぁ。もう体調は良いのかよォ？」
「お陰様でバッチリ回復しましたので、大丈夫です。ご心配をお掛けしました」
実弥「…いつも思うけどよォ。お前のその喋り方、気持ち悪ぃ」
「え？」
しのぶ「それは私も思っていました」
「え？き、気持ち悪い？失礼だよ、二人共。前世では上の立場だったとはいえ、今では生徒と教師。立場上は教師の方が上なんだから、立場を弁えているだけだよ」
実弥「お前は相変わらず真面目だなァ」
しのぶ「たまに抜けている所がありますが、そうですね。Aさんは生徒会長だからと周りに気を使いすぎなんですよ」
「そう言っても…やっぱり立場上、先生には敬語を使わないと。たまに、前世での名残りは出るけど…」
そう話していると
？「しのぶ〜！A〜！」
しのぶ「ね、姉さん」
「カナエ…じゃない。胡蝶先生、おはようございます」
カナエ「おはよう！A。でも…そんな堅苦しくしないで、前世の頃のように話してくれていいのよ？」
「そう言われても…あの時は大黒柱でカナエよりも上の立場だったから、話せただけだよ」
カナエ「やっぱり、Aにはその喋り方の方が合ってるわ」
「残念ですが、私は今は生徒です。立場上、先生に向かってため口、及び呼び捨てにする事は出来ません」
カナエ「どうしても駄目かしら？」
「どうしてもです」
カナエ「そう…」
カナエは凄く悲しそうな顔でそう言った
「………。」
全く、本当に仕方ない先生だね
「でも」
カナエ「？」
「でも、それはあくまで学校での話です。学校以外の所なら立場は生徒と教師じゃなくなるので…そこでならさっきのように振る舞いますよ、胡蝶先生」
カナエ「！？A〜！」
「嬉しいのは分かりますが、生徒に抱きつかないで下さいよ」
実弥「Aは本当に人の心を掴むのが上手いよなァ」
しのぶ「そうですね。姉さんだけではなく先程、冨岡先生の心もバッチリ掴んでいましたから」
実弥「冨岡だァ？」
しのぶ「はい、それはもうバッチリ掴んでいましたよ。Aさんはあの性格ですから、気づいてはいませんでしたけどね」
実弥「そうかよォ」
「あ、もうチャイムが鳴るよ、しのぶ。早く行こう」
しのぶ「はい！行きましょう、Aさん」
「では不死川先生、胡蝶先生。また授業で」
そう言って、私はしのぶと教室に向かった
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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！また新しい作品を書いたら是非見てください！ (2020年5月14日 17時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした。凄く面白かったです！ (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました！完結おめでとうございます！お疲れ様です＊とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします！ (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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