保健室へ ページ25
「ん…？ここは…？」
？「ここは保健室ですよ、Aさん」
「！珠世…先生。えっと、私は…」
珠世「Aさんは熱があるのに、無理をしたせいで倒れたんですよ。そこを生徒会の皆さんがここまで運んで来てくださいました」
「そうですか。それは…ご迷惑をおかけしました」
きっと倒れた私を支えて、ここまで運んで来てくれたのは積怒なんだろう。顔は見えなかったけど、他の三人が周りで呼びかけてくれている声が聞こえたから。後で生徒会の皆にはお礼を言わないと。とりあえず…
「珠世先生。私は今日はどうしたらいいでしょうか？」
珠世「計ったところ、Aさんはかなりの高熱ですので、今日は早退をした方がいいでしょう。家の方に迎えに来られるように連絡出来ますか？」
「！…忙しいので、難しいかと。大丈夫です。一人で帰れます」
珠世「その熱で一人で帰るのは危険です。家の方に連絡するだけ、してみてください」
「うっ…本当に大丈夫です。寝たら多少は良くなりましたので！一人でも帰れます！」
珠世「今、良くなったとしても…一人で帰る時にまた体調が悪化して、倒れるかもしれませんよ？」
「えっと…本当に大丈夫で───」
？「おい、大黒柱！珠世様を困らせるな」
「ゆ、愈史郎君！？…またサボって、保健室に来ていたんだね」
愈史郎「いいから親に連絡して、早く帰れ！俺と珠世様の邪魔をするな！」
珠世「愈史郎、そんな言い方をしてはいけませんよ」
愈史郎「はい、すみません！珠世様！」
「愈史郎君は相変わらずだね。やっぱり、生徒会に無理矢理にでも入れるべきだったよ」
愈史郎「嫌に決まっているだろ。生徒会なんかに入ったら、珠世様と会える時間が減るんだからな」
「だからだよ。君はもう少し珠世から離れるべきだと思うなぁ…」
愈史郎「巫山戯るなよ大黒柱。俺が珠世様から離れることは決して───」
「分かってるよ。とりあえず、珠世先生。本当に大丈夫ですので、一人で帰らせて下さい」
珠世「駄目ですよ。どうして、頑なに連絡を拒否するのですか？」
「…その、あまり心配をかけたくないんです。私が倒れたなんて知ったら、あの二人はどんな状態でもここまで急いで駆け付けてくるでしょうし…」
珠世「そうですか。ですが、その熱ではやはり一人で帰らせるのは危険です」
「…分かりました。なら、愈史郎君と帰ります！」
愈史郎「は？」
「それでお願いします！珠世先生！」
珠世「愈史郎と…ですか？」
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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！また新しい作品を書いたら是非見てください！ (2020年5月14日 17時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした。凄く面白かったです！ (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました！完結おめでとうございます！お疲れ様です＊とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします！ (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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