お花見 ページ20
「うーん…。二人の気持ちは嬉しいけど、やっぱりごめんね。二人は二人で楽しんで」
蜜璃には悪いけど、無惨と紅蓮がいるし…小芭内はやっぱり蜜璃と二人でお花見をしたいみたいだから。私には断る以外の選択肢がないんだよね
蜜璃「そう?残念だわ。Aちゃんとも一緒にお花見したかったんだけど…」
「み、蜜璃…」
そんな悲しい顔で言われると、罪悪感が凄い
小芭内「A、甘露寺を悲しませるとはどういう事だ?」
「え!?ちょっと、理不尽。一先ずは蜜璃。別に私は二人と花見が嫌とかじゃないよ?私にも一緒に来ている人がいるから…」
小芭内「一緒に来ている人だと?誰と来ているんだ?」
「えーと…それは」
紅蓮「A嬢!」
蜜璃「あ、紅蓮さん!」
紅蓮「うむ?…おお!恋柱のお嬢ちゃんと蛇柱の坊や!A嬢がなかなか来ないと思ったら、そういう事じゃったか!」
「ごめん、紅蓮」
蜜璃「Aちゃんと一緒に来た人って、紅蓮さんの事だったのね!」
紅蓮「うむ。そして、やはり桜餅を買い占めておったのは恋柱のお嬢ちゃんじゃったか」
蜜璃「ええ!紅蓮さんも一緒にお花見しましょう!」
紅蓮「うむ?それは有難いのじゃが…」
「ごめんね、蜜璃。実は一緒に来ている人はもう一人いるんだよ」
蜜璃「え?そうなのね、誰かしら?」
「えぇと、それは…」
紅蓮「無惨じゃよ」
全員「!?」
「ちょっ、紅蓮!」
紅蓮「駄目じゃったか?」
「いや、駄目というか」
小芭内「鬼舞辻無惨だと…?」
「あー…うん。だから、ごめんね。二人の気持ちは嬉しかったよ。二人もお花見楽しんでね!」
蜜璃「わ、分かったわ!Aちゃんも紅蓮さんも楽しんでね!」
「ありがとう。またね!蜜璃、小芭内!」
紅蓮「またのう!二人共!こっちじゃ、A嬢」
そう言って、紅蓮は私の腕を引っ張って歩く
「紅蓮、場所は見つかったの?」
紅蓮「うむ、良い場所が見つかったぞい」
「そうなの?それは良かったよ。だけど、よく見つけたね」
紅蓮「見つけた訳ではないぞい。ただ、吾らがA嬢がいないと話しておったら、知らない者達が一緒に花見をしないかと話しかけてきてのう」
「そうなんだ」
二人は本当にモテるなぁ…
紅蓮「それを無惨が対応して、その者達に場所を譲って貰える事が出来たのじゃよ」
「なるほど。流石は無惨だね。それで、紅蓮は私を探しに来てくれたんだね」
紅蓮「うむ、そういう事じゃ。A嬢、見えたぞい。あそこじゃ」
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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!また新しい作品を書いたら是非見てください! (2020年5月14日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした。凄く面白かったです! (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました!完結おめでとうございます!お疲れ様です*とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします! (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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