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犠牲 ページ17

「…どうかな?紅蓮」

紅蓮「…うむ。お主らの努力は認めるぞい。じゃが、これは流石に…」

机の上には最早オムライスではない何かが並んでいる

「あと紅蓮、ごめん。オムライス作る時に、まな板をみじん切りにしちゃった」

紅蓮「どうやったら、まな板をみじん切りに出来るのじゃ…?」

「その…ちょっと手元が狂っちゃって」

紅蓮「そ、そうか。兎に角、これは───」

無惨「食わないのか?紅蓮」

紅蓮「…勿論、食べるぞい。お主らが折角作ってくれたのじゃ。残すなど、勿体ないじゃろ」

「いや、無理しなくていいよ…紅蓮。本当に病院おくりになるかもしれないよ?」

紅蓮「まぁ、その時はその時じゃな」

そう言って、紅蓮はオムライスを食べる

「大体想像出来るけど…味は?」

紅蓮「…うむ。美味しいぞい!」

「え!?」

無惨「そうか、良かったな」

「いや、え?ほ、本当に?」

紅蓮「うむ、本当じゃ。一人で食べたあの昼ごはんに比べれば、このオムライスは凄く美味しいぞい!」

「何を食べたのかは分からないけど、絶対にそっちの方が美味しいと思うよ」

紅蓮「そんな事はないぞい。お主らが吾の為に作ってくれたご飯じゃぞ?美味しくないはずがないじゃろ」

そう言って、紅蓮はオムライスを全部食べた

紅蓮「ご馳走様じゃ。あ、そうじゃ!A嬢、無惨や」

無惨「何だ?」

「何かな?」

紅蓮「このオムライスはとても美味しかったぞい。吾は是非、明日食べたいのじゃよ。じゃから、お主らはの分のオムライスはとっておいて欲しいのじゃ」

無惨「そうか。良いだろう、残しておいてやる」

紅蓮「すまんのう。お主らはそこに置いてある、吾が昼にお主らの為に作ったご飯をたべておくれ」

「あ、うん。分かったよ」

紅蓮「うむ。吾は少々眠くなってしまったからのう。少し部屋に行っておるぞい」

そう言うと、紅蓮はすぐに自分の部屋に行ってしまった

うん、とりあえず

「紅蓮、ありがとう。君の事は忘れないよ」

無惨「A、手を合わせて一体何をしている?」

「ちょっとしたジョークだよ。という事で、無惨は先にご飯を食べてて。私は紅蓮に渡さないといけない物があるのを思い出したから、渡してくるよ」

無惨「そうか」



「紅蓮、大丈夫?薬持ってきたよ」

そう言って、私は紅蓮の部屋に入ると…そこには倒れている紅蓮がいた

「紅蓮、生きてる?」

紅蓮「…もう少しで命の灯火が消える所じゃった…」

「お疲れ様。オムライスは処分しようね」

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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!また新しい作品を書いたら是非見てください! (2020年5月14日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
- 完結おめでとうございます!お疲れ様でした。凄く面白かったです! (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました!完結おめでとうございます!お疲れ様です*とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします! (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホルン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月30日 15時

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