日常の始まり ページ1
「んん…!朝…?」
私は目覚ましの音で目を覚ました
「早く起きないと…」
目覚ましを止め、眠い目をこすりながら私は部屋を出る。すると、すぐに美味しそうな匂いがしてきた
?「ん?…おお!おはようじゃ!A嬢」
「おはよう、紅蓮…」
紅蓮「眠そうじゃな。昨日は夜更かしでもしていたのかえ?」
「うん。ちょっと…やらなくちゃならない事があって…」
紅蓮「そうかそうか。なら、今日はちゃんと早く寝るんじゃぞ」
「うん、そうするよ」
紅蓮「うむ。なら、良い。朝ごはんが出来ておるぞい。じゃが、食べる前に無惨を起こしてきておくれ」
「分かった、任せて」
そう言って、私は無惨の部屋に侵入する
「おーい、無惨。そろそろ起きないと遅刻ちゃうよ。ほら、起きて」
私はまだ眠そうな無惨の腕を引っ張り…無理矢理、体を起こさせた
無惨「…あまり引っ張るな」
「だって、無惨が起きないから。ほら、早く起きないと朝ごはんが冷めちゃうよ。凄く美味しそうなものが出来ているのに、冷めたら勿体ないよ」
無惨「…分かっている」
「そう言いつつ、二度寝しようとしないで。ほら、起きるんだよ!無惨」
私は何とか起きてくれた無惨を引っ張り、部屋を出る
紅蓮「おはようじゃ、無惨。飲み物は珈琲で良いか?」
無惨「あぁ」
紅蓮「それと、A嬢。お弁当なら、ここに置いておるからのう。忘れないでおくれ」
「分かった。いつもありがとう、紅蓮」
そう言って、朝食を食べようとすると、私のスマホが鳴った
「ん?こんな朝早くに誰から──────あ!」
無惨「どうした?A」
「…まずい。今日、朝から生徒会の集まりがあったんだった…。すっかり忘れてた」
紅蓮「それはまずいのう。大丈夫かえ?」
「全然大丈夫じゃない!まだ始まる時間ではないけど…皆、既に揃っているみたいで、副会長が遅いって怒ってる!すぐに行かないと…っ!ごめん!紅蓮!朝ごはん、全部は食べれない!」
紅蓮「良い良い。すぐに準備すると良いぞ」
「ありがとう!本当にごめんね!紅蓮!」
私はすぐに準備をして家を出る
「行ってきます!」
無惨「あぁ」
紅蓮「行ってらっしゃいじゃ、A嬢や!集まりに間に合わせるんじゃよ」
「大丈夫だよ!何せ、私は前世では大黒柱をしていたんだからね!足の速さには自信があるよ。じゃあ、行ってくるね!」
そう言って、私は自分の学校…中高一貫であるキメツ学園に向かって走っていった
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ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!また新しい作品を書いたら是非見てください! (2020年5月14日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした。凄く面白かったです! (2020年5月14日 6時) (レス) id: e38d7588b6 (このIDを非表示/違反報告)
ami - 希望にこたえて未来の話まで書いてくださってありがとうございました!完結おめでとうございます!お疲れ様です*とてもすきな小説でした♪みんなが幸せになれてよかったです (2020年5月14日 1時) (レス) id: ed39d78a1e (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!任せてください。三人は幸せで暮らせるようにします! (2020年5月1日 8時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 良かった。三人が今世では幸せに暮らせるようにしてくださいね。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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