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排除 hc side ページ28

俺の勘は正しかった。

Aから感じる違和感。

繋がった瞬間そこはいつもと変わらなかったから、ソンミニとやってない事は分かってたのに、怒りは静まらなかった。

やっと白状したAはもう気を失いそうなくらい感じてるのに、まだまだ足りなくて止まらない。



こいつ、、やっぱり目を離すと何しでかすか分からないな。


ソ ンミンは馬鹿じゃない。

ただ優しさでそばにいたんだろうけど
Aの髪に手をかけたことが許せない。

いつも入念に手入れしてやってるその髪を
俺以外の奴が触れるなんて。


hc「Aはソンミニのどこが好き?」


俺の言葉が届いてるか分からないほど
朦朧としてるA。


綺麗だった。

俺がいないと生きていけないように見える。

それでいいんだよ。

お前は俺だけ見てれば。



でもときどき触れる
もう自分のものではない長い髪が気に食わない。


「、、おかしく、、なりそう、、」


やめてほしいと懇願するAが
また妖艶で本当に狂わせてしまいたくなる。

俺の知らないAなんてなくなればいい。

そんな思いでAを壊した。


動きがなくなって倒れこんだAにシーツをかけて
無心でリビングに足を向ける。


あるものを探して見つけたとき

躊躇はしなかった。


一部分でも穢されてしまったなら
そこを排除すればいいだけの話。


それを手に取って寝室に戻り

果ててうつ伏せに眠っているAを眺めた。

シーツをどけて自分の散りばめた痕を指でなぞる。


愛してるってそんな簡単な言葉で片づけられないAへの感情。

自分がおかしいことくらい分かってる。



ベッドに広がる長い髪を手にとって

冷たく鋭利に光るハサミに挟ませると


俺は勢いよく切り落とした。




ソンミナ、、


お前の感触は俺には不快でしかない。

危惧していたこと ki side→←尋問 your side



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ちくわ(プロフ) - えー(笑)じぇんじぇんえーけど、うちが喜ぶだけ!(笑) (2013年6月25日 19時) (レス) id: 7f33f09853 (このIDを非表示/違反報告)
野風(プロフ) - サチョルさん» コメント感謝です!実は今携帯もパソコンも調子悪くて満喫で更新してるんですよね、、ほんと更新率下がって申し訳ないです!早く携帯直します(笑) (2013年6月25日 5時) (レス) id: a8f6871840 (このIDを非表示/違反報告)
野風(プロフ) - ちくわさん» みん君のみならずチャラ男に行く可能性も、、(笑)うそうそ(笑) (2013年6月25日 5時) (レス) id: a8f6871840 (このIDを非表示/違反報告)
野風(プロフ) - きききkさん» みん君に走っちゃいましょうか!(笑)いやいやヒニムが怖いです(笑) (2013年6月25日 5時) (レス) id: a8f6871840 (このIDを非表示/違反報告)
野風(プロフ) - ハルさん» こんなみん君に想われたら奪われたくなりますよね、、すいませんヒミン好きな私の願望です(笑) (2013年6月25日 5時) (レス) id: a8f6871840 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:野風 | 作成日時:2013年6月13日 13時

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