【実況者】軍の仲２【歌い手】

第５８話 ページ9

side貴方


今日は幹部見習いと会う日、見習いといっても決めるのは国王なんだがな


一先ず見学がてら噂を聞いているだろうから何故ここにきたのかを純粋に知りたかった



そして僕のいる部屋の扉が開けられた、案内役の目軽の後ろに二人の青年が立っているのが分かる


どちらも黒髪の青年で見たことのあるような雰囲気を僕は感じた






『目軽、今日はお疲れ様・・挨拶するか！僕は椿の国第一幹部兼外交官のA』


よろしくと言おうとしたが二人が僕に跪き僕の手の甲にキスしたという謎の展開で僕の頭の中は何が起きたか分からずにパンク状態だった



「なっ・・・Aに何を！？」


僕の隣にいたl0veと９６が声を荒げる・・・・そんなの僕が知りたいよ


「僕はSouです、宜しくお願いします」


「俺はluzやけど、よろしく」



二人は僕の周りが見えていないのか僕だけに話しかけているようだ


僕も無表情で保っているが内心はすごく焦っている、僕はこんなことは慣れていない




『あ、あぁ・・・悪いが僕はこんなことに慣れていなくて』



「Aも余計な事は言わなくていいんですっ！！」


我に返った目軽が僕と二人を離した、周りを見渡せば皆放心状態で少し笑ってしまった






これからこの国がどうなるのか楽しみに思えた

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