セ「本当兄妹愛とか綺麗だとは思うけど行きすぎるとあれよな……」そ「というかこの話って大体愛に関してとか社会に関してとか多いよね。」ま「作者もちゃんと言いたい事とかまとめてたんだ……」←そ&ま「「百七十一話だよ〜。/ですよ！」」セ「瞬きとかしてる暇なんてない、大切な人守らな。」 ページ29
.
私達は兄さんが言った言葉に息を飲む。
何がよくぞ倒してくれました、だ……大切な人も失いながらも泣かないで全員に謝ろうとしてくれているのに……
聖「いつもは何も思わない言葉の筈なのになって思ったよ。でもそれよりも苦しかったのは仲間を忘れられているような気がしたのが怖かった。」
S「ｯ……」
聖「お前等は俺が持ってる死体見えないのかよ、って。言ってやりたかったのに何も喉からは出なかった。……いや出たな、何かは。」
嫌な予感がして私は顔が青くなっていく。喉から出るものって……
Z「すみません……失礼かもなんですが、それって……」
聖「俺が勝手に言った事だから失礼なんかじゃないよ。……でも俺も動揺したよ。まさか人生で初めての吐血がその日なんてさ。」
息は出ていく。言葉は出ない。……代わりに出たのが自身の"血液"……相当なメンタルがやられている事が聞くたびにしみじみと分かってくる。軽いもんじゃない。私じゃ抱えきれない位のものだ。
聖「その後はよく覚えてないな。怒りのままに動いてしまっていたから……」
セ「そんなの……！」
聖「そこでやっと思い知ったよね。他人が死んでも自分が生きてればいいって思ってるんだなって、人間ってこんなにも汚いんだなってさ。」
そんで……と言って兄さんはためらうが、全部言うって決めたし。と言って続きを話し始める。
聖「そんで意識戻って周り見たら……全員血だらけでもう息なんてしてなかったさ。」
それで俺はこの後魔王になった訳だ、と自嘲するように笑う。兄さんと姉さんの死因が隠されていたのは。親が精神的に無理になってしまい、死んでいったのはこれが原因で……
な「……あの、素朴な疑問出てきたんだけど。……何で魔王になったわけ？」
ま「あ、それか僕も気になってました。罪人として生きるとしても何で魔王になる必要が……」
聖「それは……A、"お前の為"だよ。」
私の……為……？
T「どういう、事？」
聖「これはお前を守りたいとかじゃなくて俺の我儘だ。"お前にもう1度会いたかった"。」
兄さんが私に会いたかった……？
聖「罪を犯したとしても、何かを恨んで人を殺したとしても……お前を愛していた。家族として尊敬していたし、才能を持って生まれた事を恨んだし……」
T「にい、さ……」
聖「でも、それでもさ。お前は俺の大切な"妹"だった。例え敵だとしても会いたいと願ってお前に苦労を掛けた。……悪かった。」
そ「行け、まふ！！反撃だ！！」←ま「僕はポケモンじゃないですけど！？」←『何やってんだよ……(呆)』ま「ホラ呆れられてるじゃないですか！！」←T&ま「「百七十二話。/ですよ！」」そ「まぁ頂点に立つ者が責任を負うのは普通……か。」→←坂「いや前の最後不穏過ぎるんだけど……？」セ「しゃーないやん？最後の方なんやし。」←そ「作者もこれ書いてる時泣きそうになってたからね。メンタルボロボロだよ。」←セ&そ「「百七十話やよ〜。/だよ〜。」」坂「この戦いだけは絶対に負けられん……負けとうないのや！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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聖夜の夜(プロフ) - ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫））さん» ありがとうございます！その後の話や過去編は作らせていただきます！少々お待ちください……！ (1月28日 10時) (
レス) id: b110f9f588 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫）） - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (1月26日 17時) (レス) @page50 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖夜の夜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian
作成日時：2021年11月28日 16時
