愛4 ページ5
今回会話少ないです!
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椿side.
肌寒い季節になって来た。
ザキントス島に停滞すると言って2週間。
遂にお目当て島が目の前にあった。
寝起きで視界がしっかりとしないまま俺はコートを着て外に出る。
T「……っ。寒いわ……。」
俺は重度の寒がりなのでコート1枚じゃ寒さは凌げなかった。
余りにも寒すぎるので船の外を歩き回っていると見知った人影を見つけた。
T「……志麻か。」
志「おう……ズビッ。」
操縦機の近くに座り込んだ志麻を見つけた。
……寒いなら少しは防寒着着てこりゃええのに……
そう思ったがふとある考え……嫌、ある仮説を思いついた。
そういえば志麻はうらた達と同じ部屋だ、と。
それが何だと言う訳だが……
今は午前4時。良い子を寝てる時間だ。
……海賊をやってるあたりいい子じゃねえが←
仲間を起こすまいと何も着ずに出てきたのであろう。
T「……志麻。お前優しいなぁ……。」
志「……そんな事無いで。」
T「そうか?俺から見ては優し過ぎると思うが……。」
そう言うと志麻は黙る。
……あ、俺地雷踏んだ?←
T「……俺は先行くが……風邪引くなよ。」
そう言って俺のコートとコートの中に入っていた“形見”の手袋を渡し、中に入った。
……志麻に人じゃないようなモノが付いている気がしたが気の所為ということにしたい。
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作者名:聖夜の夜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian
作成日時:2021年8月25日 22時