愛28 ページ29
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志「って事は………」
T「俺の考えが正しいんならアイツは“復讐”を選んだっちゅうことや。」
いつもは隠している関西弁が出てくる位に聖君は焦っているのだろう。
T「っ、ここや。(ボソッ」
奥の方の部屋で話し声がしたから俺等はドアの隙間から目を凝らし、部屋の中を見た。
そこには2人いた。
1人はここのボスらしき人。
そしてもう1人は___
志「!!居る!!(ボソッ」
T「……よう分かったな………」
聖君の言葉に俺は照れた。
志「いや、前言うてたやろ?“そういう関係は辞めといたほうがいい”って。でも俺諦めきれへんのや。」
T「うん。」
志「やからアピールしてるはしてるんやけど……」
T「気づかへんのやなwww」
なんで他の人のは鋭いのに自分は鈍感なん!?←
志「で、前ストラップやったの。桔梗の。」
T「ほーん。で?」
志「……黒いマントのとこに付けてあんの。だから気づいた。」
まさかこんな事に役立つとは思っとらんかったけどな……
T「まぁ、一応ナイス?(ボソッ」←
志「いや、一応やないやろ!!(ボソッ」
……よし、そろそろ集中するか。
そう思って扉の隙間から状況を見る。
T「周りに人の気配がある。………やから志麻も手伝ってくれへん?俺だけじゃ捌ききれんわ(ボソッ」
志「了解。俺左行くわ(ボソッ」
どうせ絶望させて自分が切るやろ、と聖君は言ってどこから持ってきたのか知らないが2つの洗剤(あの混ぜるな危険のやつ)を持っていた。
そして俺に1つ渡した。
T「薄めたから死にはしないけど目眩ましにはちょうどええはずやから……俺のタイミングに合わせてかけて。」
志「とんでもない作戦やなぁ。……ええで。やったるわ。」
ボスらしきやつが来夢に向かって剣を振り上げた瞬間に俺等は部屋に突っ込んでった。
そして俺は来夢を当たらないところまで逃して聖君がその剣を受け止める。
ガキィイイン!!
T・志「「本当に袋の鼠ならな!!!!」」
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桔梗『永遠の愛』
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作者名:聖夜の夜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=relatian
作成日時:2021年8月25日 22時