【歌い手】本当にお前らにあえて良かった。【能力パロ】【学パロ】【番外編】 (ページ19)

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S「えぇ～、あの人混みのせいで保健室いけないじゃん！」
P「なんであんなところで告白なんてしてるわけ～……」

呆れたように言う2人を見ながらも私は少し違和感を感じていた。……男子の方、本当に嫌がってないか……？と。

「お願い！1度でいいから付き合ってほしいの！」
？「……いい。」
？？「ちょ、そらるさん！流石に言い方まずいですって！！」
？「俺そういうの嫌いだから。」

思わず全員でうわぁ、とも言ってしまった。流石に憐れんでしまう位の執着だった。あんなにも断っているのに女子はあきらめない。というか涙まで見せて引き止める気だ。
……これやばいな～、なんて思っていると後ろから浦田達がやってきた。

坂「お、皆久しぶりやな～！」
う「？6人とも何見てんだ？」
S「あ、えぇっと、うん、えとね！」
T「学年一美形とか言われてる男子が肉食系女子に食いちぎられそうになってる。」←
う「とてつもなく簡潔で分かりやすい説明をどーも」(呆)
志「ってあれそらるさんやん！」
セ「何となく学年一の美形で察してましたけど……マジかァ……」

4人の知り合いでもあるようで呆れ果てている。しかもこれが初めてではないようで、授業が始まっても粘られた事があるらしい。しかも今回は観客みたいに生徒が大量にいる。
……うわ、遅刻でもさせる気なのかよ……と思っていたが、不意に少し思いつく。

T「……ねぇ、浦田達はそらる？って人と知り合いなんでしょ？」
坂「うんそうやで！」
T「ちなみにうちの来夢は今体調悪くて保健室に行きたいんだがあの踊り場を通らなきゃ話が進まない。」
セ「え、平気なんです？！」
R「まぁ……今はね。」
T「助けたいですか？」
う「まぁ……」
志「え～、でもな～……」←
T「……人に借り作っておけば何かくれるかもですよ(適当)」←
志「おっしゃやるか」←

変わり身が早いことで。と思いながらもとりあえず私は来夢を身長が同じくらいの志麻に担いでもらって、後は全員でそれを囲む。

う「……正気か？」
T「……ちょっと楽しんではいる。やってみたかった、こういう事。」←

＿＿というわけで。

N「さぁ、どいたどいたァ！近く寄ったらぶっとばすでェ～！！」

ぶぅんぶぅん！とでも言いながら踊り場を走り出す。……まぁ遅刻しても通せんぼされてました～！ってかわいくぶりっ子でもしとけば担任は許してくれるだろう。

＿＿多分。←