【twst】ツイステッドワンダーランドのマジカメ事情Ⅳ【オリキャラ】【番外編】 (ページ8)

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愛しの。【リリア誕生日】(2024年1月1日)♡ ページ8

※ユウ→リリア→マレノアからユウ→←リリアになるまでの話。
※7章から終わった後の誕生日会まで。
※原作最新話までのネタバレを含む。

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ユウside.

＿＿かっこいいと思った。
ただそれだけで愛を伝えていたかった。

～～

監「先輩！好きです！」
リリ「クフフ……お主も物好きよのぉ……」
監「……本気ですよ？」
リリ「すまんの、わしには……」

初めて会った時……私がこの世界に転がり込んだ初日、リリア先輩に一目惚れをした。
それからというものの、私はリリア先輩に好きだと伝えるようにしていた。

それでも先輩は頷いてくれなかった。それでもあきらめきれなかった。それが続いていたある日に先輩は"忘れられない人がいる"と言っていた。誰なんだろうと思っていた。

「待て！！マレノア！！」

＿＿気づいてしまった。気づかなければよかった。

虚しさでいっぱいになった。……勝てる訳がないと思ってしまった。
私が持っていない何もかもを持っているあの人に。

～～

監「……はぁ……」

結局、リリア先輩は中退する。ツノ太郎のした事は間違っているとも思ったけれど私も少し賛同してしまった事が恥ずかしい。

監「……馬鹿だなぁ、私。」

今日はリリア先輩の送迎会だ。それなのに私は祝えずにオンボロ寮の自室にいた。
流石に換気しなきゃ、と思って窓を開くと見おぼえのある緑の光が見えて走り出す。

監「ツノ太郎！？どうしてここ、に……」
マ「リリアと人の子が腹をくくらないから連れてきたんだ。」
リリ「……監督生……」

リリア先輩は皆に祝われた後なのか頭や身体にテープがついている。じゃあな、とツノ太郎は行ってしまう。リリア先輩は私に寄ってくるから私は後退りする。

監「リリア、先輩？近いですよ？」
リリ「？監督生、わしが好きじゃないのか？」
監「え”！」
リリ「……わしの事、あんなに好きじゃと言ってくれたのにか？」
監「え、ちょ」

リリア先輩が私の事を詰めよってきてとうとう壁についてしまった時、私はリリア先輩の顔をしっかり見ると泣きそうな表情をしているのが見える。

それもつかの間、私が動く気がない事が分かったのか一旦離れた先輩は笑った。

リリ「本当にわしも馬鹿じゃのう……初恋を引きずって本当の恋に気づかんとは。」
監「せん、ぱい……？」
リリ「悪いがわしは諦める気はないからの？」

そう言って彼は私の掌にそっとキスをした。

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Lilia HappyBirthday!!