【twst】深淵の支配者と迷子系少女【オリキャラ】 (ページ4)

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茨が１つページ4

ユウside.

-メインストリート-

夢で出てきた偉人を思い出してみてみると本当にグレートセブンに似ている……いや多分本人なんだろうと思う。私は茨の魔女と呼ばれるかの女王の像を見つめる。

監「茨の魔女……」
マ「魔の山に君臨する茨の魔女。雷雲や茨を操り、何物にも覆せない魔力を持つ。多くの配下を従えながらも孤高を愛した、高尚な魔女。……と彫ってある。そして我がディアソムニアは彼女の高尚な精神に基づいた寮だ。」
監「おはよ、ツノ太郎。元気そうで何よりだよ。……うん、やっぱりすごい人なんだよなぁ……」

そう。それ位凄い人なのに何で私の夢なんかに出てきたんだろう。そう思って唸っていると隣でギャアギャアと騒ぐ声が聞こえる。

監「うるさい……朝っぱらからよくそんなに叫べるね。もうちょい静かにしてもらえる……？えーっと……キャベツ・ボルボルト君。」
セ「セベク・ジグボルトだ！！それより若様に無礼を詫びろ！！」
監「？？今の会話に友達として無礼な事私したかな？ねぇ、ツノ太郎。」
マ「してないさ。セベク、その呼び名を許可したのは僕だ。」
セ「なっ、なんと……そうでしたか。」

お心が広く……とかなんちゃこんちゃ言ってる横で私はもう1度グレートセブンの像を一通り見てみる。……やっぱりそうだな……他のグレートセブンよりなんというか……

マ「人の子よ、茨の魔女の伝説に興味があるのか？僕が知っていることであれば教えてやろう。」
監「興味があるというかなんというか……なんとなく"1人で戦っている"って感じがしたから。他の偉人とは違う雰囲気を……だから"彼女は仲間外れにされてきた"……のかなって。」
セ「な！貴様！誉れ高きグレートセブンになんてことを！茨の魔女は何者にも負けない魔力と高尚な精神を持っていた。尊敬されこそすれ、除け者にされる筈がない。」
監「でも少なからず"女王"なら人間に関わってきた筈だよね。……だったら異物を除外しようとする精神を強く持つ人間が彼女は孤高にしたといっても過言じゃない。……だからどうなのかなって。」

私はツノ太郎の方を見て言うとツノ太郎はどうだろうな、と答える。でも私が知りたいのはその先だよ、ツノ太郎。

監「でも、尊敬はされていた？」
マ「あぁ、妖精族には強き女王として慕われていた。」
監「……そっかぁ。」

＿＿世界中の全員に嫌われる事も無視される事も無かったんだね、よかった。
そういう私の顔は笑えていただろうか。