【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ39)

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選択ウェイオブライフ！！📚 ページ39

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『グリムにはツナ缶送っておいた。ユウには花瓶な。前欲しがってたやつ。』
「覚えててくれたんですか！？ありがとう！大切にします！」
『ああ。』

ユウが笑っている姿を見ると苦しくなってくる。でもその感情はユウが困ってしまうから。

㏔「魔法陣、起動準備出来ました！！」
『ああ。皆魔法陣の上に乗って。』

皆がゆっくりと乗ってく。俺は皆の荷物を鏡に入れ終わった事を確認して魔法陣を起動する。……まだいけるかな。

『……ユウ、最後に聞く。……お前はここに残るか、それともそっちに行くのか。』

そう言うと皆がｼｨﾝ……と静まる。別に答えなく勘だ、って言ってもらっても構わない。難しすぎる質問は俺は問いかけたことを自覚しているから。

でも。それでもユウは答える事を知っている。

「正直結構悩んでました。日本に戻る事も出来るって言われたから。……でも先輩なら私がここに残ったら絶対に日本に返すでしょ。」
『……そうだな。』
「だったらやです。」
『！？』
「気づいたんですよね。私結構重度の寂しがりやだって。だから先輩が居ないのに生きていける気しないんです。だから私こっちに行きます。」

そう言うユウに俺は少しあっけにとられながらも、やっぱりお前らしい、と思って笑ってしまう。やぱり俺の惚れた女は面白い考え方をするなぁ。

『そ、っか。そーかよ。多分お前がここに残るって言ってたら喉掻っ切ってたわ。』
「やっぱり。そうだと思いましたよ。先輩人に迷惑かけるの嫌い、って言ってましたもんね。」
『邪魔してくるやつとか中途半端な奴もな。』

本当、こちらを選ばなくて良かった。俺はいつの間にか息を止めていたようでゆっくり息を吐く。
俺はサネカズラ、シオン、スイートピーの入った花束を渡す。

「えっと……これは……？」
『昨日のじゃやっぱり物足りないなと思ってさ。昨日のに少し足してみたよ。』
「わぁ、綺麗……」
『帰ったら水に入れて枯れるまで面倒見てやれよ。』
「ちょっと前例があるからって言い過ぎですよ！」

そう怒るユウを見てまた笑う。……もう少し、後もう少しだけ……

『ま、頑張りなよ、猛獣使いサマ。』
「本当に変わらないですね！！」
『あはは！！』

いつか見たあの日の記憶を焼き付けて……

”記憶の扉(メモリー・オブ・ザ・デイ)”

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Aくんのユニーク魔法書けた！
ラストスパート！！